インターネットの普及により、オンラインに接続してさえいればどんなデバイスでも日本中・世界中の人たちの写真や動画が見られるようになりました。
スマホ1つあれば、ちょっとした旅行気分になることもできます。Googleストリートビューでドライブして、ふと見つけたお店をInstagramで調べてグルメを楽しんで、観光名所をGoogle Mapの航空写真で遊覧飛行。
はい、これで立派な旅行です。
こんなことで驚いていてはいけません。最近ではなんと宇宙の惑星や宇宙船内までもオンラインで手軽に旅行できるようになってきているんです。
どうも。へそのゴマを23年間放置してきたので、一度きれいにしてみようと何となく掃除したら信じられないブラックホールを発掘して愕然とした、はしのです。
(へそのゴマ掃除はたまにやってあげたほうがいいみたいです。きっとあなたも愕然とします)
【PC編】 Googleマップで他の惑星を観光!
オンラインマップ最大手といえば、Googleマップ。
経路や場所の検索、ナビゲーションから口コミの閲覧まで、誰もが一度は使ったことのある地図サービスです。その中の機能のGoogle Earth(航空写真)、ストリートビューも膨大なデータと使いやすいユーザインタフェースによって常に先進的な体験を与えてくれます。
Googleストリートビューは、高画質な360度画像が全世界の大通りから田舎道まで網羅していて、時間を使わず、お金も使わない最強のお手軽旅行のツールになります。
Google Earthも、直感的な操作で鳥のように空から街や国、地球全体を眺めることができて、3Dデータも日進月歩を続けていて、ポリゴンにテクスチャをはっつけたような初代プレステのような画像から、実写のような美しい景色を表現できるようになりました。
以前から専用のデスクトップアプリ「Google Earth」では地球以外の惑星の衛星写真が見られるようになっていたけど、数年前からブラウザのGoogleマップでも、惑星の衛星写真が見られるようになっています。
PCのブラウザで簡単に惑星観光ができるので、騙されたと思って試してみてください。
残念ながら、スマートフォン版の「Googleマップ」、「Google Earth」アプリでは今のところ非対応です。
かんたん3ステップで宇宙に出よう
1.Googleマップを開いたら左下の四角「航空写真」をクリックして、ぐいーっと縮小してみよう
マウスのホイールでくるくるします。
2.地球が球体に見えるようになるまで縮小すると、他の惑星リストが出てきます
3.行きたい星を選んで、いつもどおりグリグリ眺める
月では地球の航空写真と同じように、クレーターの凹凸がきちんと3Dデータにされていて、地名も表示されます。
2018年7月現在、見られる惑星や衛星、準惑星は地球を含めて19個。これに、国際宇宙ステーションのリンクもあります。
これらの衛星写真はNASAの惑星探査船「カッシーニ」で撮影された50万枚もの画像によって作られていて、人類の叡智の結晶を垣間見ているようです。
極秘に建てられた火星基地!?
惑星のマップが次第に充実してきた2017年の6月ごろ、インターネット上で「Google Marsに謎の人工的な基地がある」と話題になりました。
この記事を読んでみると、確かにGoogle Marsのとある場所に、明らかに人間が建てたような巨大な基地があるではあ~~りませんか!!
数棟の建物と、ソーラーパネル、アンテナ…確かにそれっぽい…
しかもストリートビューも存在し、基地内部の研究棟のような部分を見学できて、窓の外には茶色い砂の、いかにも火星っぽい世界が広がっているのです。
記事にあるように、「なんか合成っぽいし、いろいろあり得ない」ので、結局のところGoogleによるエイプリルフールネタという説が濃厚ではあるものの、信じるか信じないかはあなた次第。
残念ながら現在は削除されてしまって見られませんが、エイプリルフール用にこんなに凝って作ったのに、3か月くらい誰にも気づいてもらえず名残惜しく1年くらい公開して結局消したというなら、ちょっとかわいそう。
【スマホ編】VRで国際宇宙ステーションを散歩!
Googleの作った「Cardboard」というアプリは、専用のビューアにスマートフォンを差し込むと簡単に本格VRを楽しめるというコンテンツです。360度動画や世界中の観光地のストリートビューなど、無料でここまでできるの?っていうくらいのボリュームがあります。
その中でも、国際宇宙ステーション(ISS)のVRビューは、普段絶対に立ち入れない宇宙船の内部を隅々まで探検できて、非常に興味深い体験ができます。
(画像はVRビューワー用の表示なので左右に表示されてますが、ビューワーにはめると立体的に見えるようになっています)
地球が一望できる大きな窓、たくさん並ぶ最高級レベルのカメラのレンズたち、Lenovoのノートパソコン、無数のボタンや配線、トイレ、宇宙服…
通常のストリートビューと同じ様に矢印をタップすると移動することができ、どこを見回しても気になるものが置いてあります。
ISSは50ものモジュールを1つ1つ打ち上げて組み立てています。2011年に完成するまで約12年かかったそう。
日本の実験棟「きぼう」の内部も見学することができます。
こりゃ教育にも活用できそうだなぁ、と素直に感じました。
息子ができたらこういう体験をさせてあげて好奇心豊かになってもらいたいな。
まとめ
今回紹介したのはどれもGoogleのコンテンツで、「貴様、Googleの刺客か!」と突っ込まれそうですが、違います。笑
これらの最先端な宇宙の楽しみ方は、日々進化するデジタル産業と、宇宙開発のたまものです。
いつか宇宙旅行が本当に身近になるその日まで、こうしてデジタルデバイスでもっと宇宙を身近に感じられるようになるといいなと思います。