レンズに引き続き、僕の持ってる(持ってた)デジタル一眼レフカメラ、フィルム一眼レフカメラを紹介していく!
ビンボー学生時代にコツコツと集めたものが中心なので、高価な機材やレンズは持ってないし、カメラ用語やら専門知識はあんまり勉強してないから詳しい説明はできない。
ので、あくまで参考になればとおもう。
レンズ編はこちら。
▼僕の使ってるレンズ(デジタル編)
▼僕の使ってるレンズ(フィルム編)
僕のカメラとの出会い
僕が初めて自分でカメラを買ったのは、高校1年生くらいのとき。
ヤフオクで中古で8000円だった、ネオ一眼と呼ばれるPanasonicのレンズ一体型デジカメを買って、いろんなところに持ち運んだ。
▼LUMIX DMC-FZ7
当時、日常系ブログをだらだらとやっていて写真を載せたかったのもあるし、ゴツいカメラにステータス的な何かを感じていた。なにより、写真の奥深さに興味があった。
それから時が経って、ブログも更新しなくなって久しくなった大学2年の冬。学生時代の毎日が楽しくて、この日常を写真に収めておこうと、バイト代で一眼レフを買った。
この時にカメラを手にして、本当に良かったと思う。
写真を通して、いくつもの出会いがあったし、思い出もたくさんできた。
デジタル一眼レフカメラ
スマートフォンの出現で、写真がぐっと身近なものになった。
デジタルカメラの最大のメリットは、手軽に撮影が出来ること。1枚撮るのにかかる手間の少なさと、ランニングコストの安さだ。
カメラとレンズと、SDカードだけ。スマホなら本体さえ買ってしまえばあとはほぼタダで写真が撮り続けられる。複製も加工も共有も簡単にできるという手軽さが、最大のメリットといえる。
ただ、その手軽さはデメリットでもある。
1枚1枚をじっくり考えて撮らなくていいし、PCやスマホで簡単に写真を見返せるけど、手軽すぎるが故にプリントしたりアルバムに入れたりしなくなってしまう。あと、バックアップが無ければ簡単に消えてしまう。
NIKON D5200
僕が使ってた期間 | 2014年12月~2017年2月 |
僕が買った時の値段 | ¥48,000(中古、18-55mmレンズキット) |
スペック
発売時期 | 2012年12月 |
有効画素数 | 2,410万画素 |
センサー | APS-C |
重量 | 510g |
ISO感度 | ISO 100~6400 |
シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
初めての一眼レフ
僕がデジタル一眼レフデビューをした機種。
APS-C機で最も廉価なD3000番台より機能が充実していて、高価なD7000番台よりもゴツすぎず、手軽さと便利さを兼ね備えたのがD5000番台のカメラだ。
なぜNikonにしたのか?と良く聞かれるけど、深い理由はない。
グリップのところの赤線がカッコよかったのと、家電量販店で試した時のシャッター音が好きだったから。みんなそんなもんだと思うよ。
最近では標準的だけど、39点AFポイントや、FHD(1920×1080)の動画撮影に対応し、機能的にはまだまだ現役だ。
また、バリアングル液晶というのも特徴。
ディスプレイの角度を自由に変えられるので、ローアングル・ハイアングル、自撮りに対応できて便利な反面、液晶にライブビューした状態でのAFとシャッターのレスポンスはめちゃめちゃ悪く、シャッターボタンを押しているのにいつまで経ってもシャッターが下りず手がプルプルして結局ブレるという欠点もある。
他にも懸念をあげるとすれば、AFモーター非内蔵、Wi-Fi非対応ということだろうか。
モーター内蔵レンズしか使えない点は、購入前に確認しておきたいのと、Wi-Fi対応していないカメラは話にならない、という人には候補から外さざるを得ない。
(▼別途外付けのアダプターを使うと送信できる)
初めての落っことし
買って半年の夏、コンクリの地面に盛大に落っことして、ファインダーがボヤけてしまった。ファインダー内の機構になると、おそらく修理代はバカにならないので、それから約1年半は(気になってたけど)気にせず使い倒した。
ただ、ファインダーがボヤけているので、人に撮ってもらうときはライブビューにして渡すことになる。
「すみません、シャッターボタン長めに押してもらえますか」とお願いしても、3,4秒長押ししてもシャッターが下りないので、撮る人も「え?」ってなる流れを3テイクくらいやって、結局撮れてない。ということが頻発した。ファインダーが使えず、ライブビューも使えずで、このダブルパンチはかなり困った。(自分のせいだろ)
現在はカノジョのオトモカメラとして頑張っている。
初めてのカメラ買い替え
大学4年生の暮れ、4年間貯めていた500円貯金を全部使うことにした。
その額、20万ちょい。このお金はカメラや卒業旅行に惜しみなく使おうと決めていた。
買い換えるにあたって、フルサイズ機のD750と、APS-C機のD7200とでメチャクチャ悩んだ。
APS-Cとは、センサーサイズのこと。
基本的に、写真のきれいさはセンサーサイズの大きさが大きく影響するといわれている。
デジタル一眼レフで一番センサーサイズが大きいのがフルサイズで、次がAPS-C。
フルサイズと言えば、カメラのステップアップの過程で誰もが憧れる最上位ランクのカメラ(中判とかは除いて)だし、言わずもがなカッコいい。貯金額的にもギリギリ買える。
フルサイズとAPS-Cの大きな違いのひとつに、高感度でノイズが出るか出ないか、という点がある。星景写真など長時間露出をしたときにノイズが乗りにくいということなんだけど、
待って。僕そんなに星なんて撮らないよな?
そう思い始めてから、フルサイズの必要性に悩んだ。レンズもFXレンズという高くて大きいものを揃える必要があるし、大きいカメラと三脚を持って絶景ポイントで陣取ったりもしたくないし、ポスターサイズに引き伸ばしてプリントしたりもしない。僕の求める実用性と乖離してしまった。
要は、そんなに画素やノイズだけで選ぶべきじゃないかな。と思ったのだ。
NIKON D7200
僕が使ってた期間 | 2017年2月~現在 |
僕が買った時の値段 | ¥83,819(新品・ボディのみ) |
スペック
発売時期 | 2015年3月 |
有効画素 | 2,472万画素 |
センサー | APS-C |
重量 | 680g |
ISO感度 | ISO 100~25600 |
シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
買った当時、ニコンのAPS-C機の最高峰に君臨していたカメラ。
今となってはD7500やD500といった最新のAPS-C機が出てきたけど、性能は大して変わらないはず(そう思いたい)。
Wi-Fiでスマホに転送できる機能が便利そうだと思っていたけど、そういえば買ってから数える程度しか使ってないなぁ。(SDカードをパソコンにぶっ差したほうが早くて楽だから)
あとは、暗所のAF性能には驚いた。夜の星空にも暗い部屋でもシャキッとピントが合うので気持ちいい。D5200では室内や暗い場所だとAFが行ったり来たりしていつまでも合わないことが多かった。
D5200でバリアングル液晶に慣れてしまったので、液晶が動かせないと不便かな、と思っていたけど、僕は全然なくても問題はなかった。ライブビューの切替もシャッターも高速で、もうD5200には戻れない。
また、非Aiレンズは対応していないので、D5200では無理やり装着できた50mm f/1.4も装着できない。いや、まぁそれが当然なんだけどね。
重くて無骨な感じが、スマートさに移行しつつある時代とのギャップと、男っぽさを醸し出している。ゴツいが故に「あれ、なんか他の人より高そうな一眼レフ持ってるね」と言われるのが気持ちいいのだ。要は見た目なんだよね。笑
今のところ不満はほぼないので、今後も長くお世話になると思われる。
フィルム一眼レフカメラ
フィルムカメラのデメリットをあげるならば、ランニングコストの高さと、その場で写りを確認できないので失敗しやすい。ということ。
逆に、一枚一枚が貴重だから丁寧に構図を考えて撮れる。がんばって撮ったのに失敗した一枚はだれにも伝わらない思いが残るし、すぐに確認できないから現像するまでのワクワクドキドキはフィルムの醍醐味だ。
そして、フィルム写真の写りはボディにほとんど依存しない。大事なのはレンズとフィルムなので、本体に求められるものは少しでも製造が新しいものとか、耐久性の高さとかだ。
NIKON FE2
僕が使ってた期間 | 2016年4月~2017年8月 |
僕が買った時の値段 | ¥4,800(中古・ボディのみ) |
スペック
発売時期 | 1983年3月 |
形式 | 35mm一眼レフカメラ |
シャッタースピード | 1/4000 |
特徴 | 絞り優先AE |
TTL自動調光 | |
電子制御式シャッター |
フィルムカメラはじめました pic.twitter.com/tpIXR6vJlD
— はしのさん@あおたび。 (@tatsugooon) 2016年4月4日
ふと昔のアルバムの写真を見て、こういう写り良いなぁ。と思った。フィルムならではの色褪せと、光の加減。そういうものに魅力を感じてフィルムも使ってみることにした。
Nikonのフィルムカメラの名機はたくさんあるけど、「Nikon new FM2」や「Nikon FM3a」をはじめとしたFMシリーズが特に人気で、そのFMシリーズとほぼ同等の見た目と性能を持ち、機能面で若干の違いがあるのがFEシリーズだ。
特徴的なのはシャッタースピードが1/4000秒まで撮影可能になったこと。
また、電子式シャッターで、絞り優先AEというのは、当時は革命的だったと思う。
なんせ、絞りを決めてシャッターボタンを押すだけでシャッタースピードはカメラが自動で調節してくれるのだ。考えた人は本当に天才だと思う。
だけど、電子式シャッターというのが裏目に出てしまった。耐久性という面では機械式シャッターには勝てないのだ。
ある日、僕はシャッター幕をぶっ壊してしまった。
初めてのカメラぶっ壊し
もともと中古で買った時からシャッター幕の下りが悪かったんだけど、あるときから5回に1回くらいで下りたシャッター幕が戻らなくなったので、頑張って直そうと思っていじっていたら、くしゃくしゃになって修復不可能になった。情けない話だ。
シャッター幕はデジイチでいうイメージセンサーにあたる重要で繊細な部分なんだけど、むやみに触っていたら目も当てられないことになってしまった。
形も色も機能も気に入っていたので、出来るものなら修理して…と思ってみたものの、電子式シャッター幕の修理・交換はかなり困難らしく、部品の生産はとっくに終わっているので、使用継続は諦めざるを得なかった。
貴重なフィルムカメラ遺産を自分の手で壊してしまったのが非常に残念であるが、最終的にジャンク品として他の方に譲ったので、いまごろ修理や部品取りがされて活用されていることを願うばかりだ。
NIKON FE
僕が使ってた期間 | 2017年9月~現在 |
僕が買った時の値段 | ¥6,000(中古・ズームレンズ付き) |
スペック
発売時期 | 1978年4月 |
形式 | 35mm一眼レフカメラ |
シャッタースピード | 1/1000 |
特徴 | 絞り優先AE |
TTL自動調光 | |
電子制御式シャッター |
いま僕が使ってるカメラ。
FE2よりも古い機種だけど、機能的にはそれほど差は感じない。
シャッタースピードは1/1000秒だし、ストロボの同調速度も違う。でも、僕はそんなの気にならないな。と思って2台目にFEを選んだ(単に安かったからとか言えない…)
先述のように、FEシリーズは電子式シャッターで絞り優先AEを搭載しているのはメリットといえる。
ちなみに、フィルムレバーを半分引いた状態だと電源が入りっぱなしになって電池が一瞬でなくなる(FE2はレバーを引きっぱなしでも時間が経つと切れるようになっている)。
一応電池なしでも1/90秒で応急処置的に撮影はできるが、電池がないとまともに撮影できないというのも電子式の弱点になる。ボタン電池(LR44)はあらかじめ大量に買っておこう。笑
(番外編)ビデオカメラ
旅をするときに持っていきたいアクションカム。
でも結構高いんだよねぇ…って思っている人には、これをオススメしたい。
SJCAM SJ4000
僕が使ってた期間 | 2016年1月~現在 |
僕が買った時の値段 | ¥8,500(新品) |
スペック
発売時期 | 2014年? |
動画画質 | 1920×1080 30fps |
静止画画質 | 12MP 4032×3024 |
液晶ディスプレイ | 2インチ |
バッテリー(交換可) | 900mAh |
中華製アクションカムだけど、圧倒的な安さと、本家GoProほどではないが実用的な画質も実現していて、買って見る価値は充分ある一台。
GoProが流行り始めた当時、1/5くらいの値段で似たようなワイドな映像が録れるビデオカメラとして、僕の中では革命的な商品だった。
YouTubeなどで画質比較動画を見ても、GoProに引けを取らない映像であることがわかる。ただ、音声はクソ。音が欲しい時は別録りすることをオススメする。
バンバンと新機種が出ていて、日々進化と低価格化が止まらない中華アクションカム市場。ドライブレコーダーとしての搭載も可能で、今後もドローンなどの市場での進化に目が離せない。
ネットでは圧倒的な人気で、これよりさらに安い偽物が蔓延るほどではあるけど、観光地では1人として使っている人を見たことがない。みんなGoPro持ってるけど、やっぱり本家には叶わないということだろうか。
ちゃんとハウジングもついていて、防水防塵性能は確保されているのがポイント。
ただし、これを装着すると貧弱な音声がさらにシャットアウトされることになる。
まとめ
デジタルとフィルム、どちらも良さがあり、欠点もある。
僕もどっちのほうが良い!とか好き!っていうのは選べない。
手軽さではスマホに勝るものはないし、画質はデジタル一眼レフカメラは完全が圧倒的。フィルムはその場の雰囲気を閉じ込める天才だ。
だから僕は、いつも出かける前にフィルムとデジタルどっちを持っていこうかいつも悩む。そして両方持って行って、両方使わなかったりする。笑
いろいろな形で思い出を残せる時代だからこそ、写真というツールをいつまでも残していきたいし、大切にしたいと思う。
▼僕の使ってるレンズ(デジタル編)
▼僕の使ってるレンズ(フィルム編)