かつて香港に存在した大規模なスラム街「九龍城砦」。
それを完全再現した内装の”ゲームセンター”が神奈川県川崎市に存在しました。
『あなたのウェアハウス川崎店』の最終日(2019年11月17日)の姿を収めたので御覧ください。
あなたのウェアハウス川崎店は、あまりの内装の凝りっぷりにツイッターなどで度々話題になっていた遊園地。
…ではなくゲームセンター。5階建てでめちゃくちゃ広いしアミューズメントパークというほうが正しいのかな?
今年公開の欅坂46のMVの撮影にも使われました。
そんなずっと気になっていたウェアハウスが、諸事情により2019年11月17日で閉店ということで、「これは行くしかない」と、めちゃんこ多忙なスケジュールを縫って足を運ぶことに。
大量に写真と動画を撮ってきたので、記録がてら載せていきます。
電脳九龍城・外観
場所は川崎駅からほど近い、JRと京急の線路に挟まれた場所。京急の線路の向こうに、異質を放つ建物が。
なんだこれ。まがまがしすぎる…。
マンションやビルが立ち並ぶ街に、古い工場のような構えの建物が現れました。
1階部分は駐車場になってます。ここは普通。というかめっちゃきれい(笑)
電脳九龍城・1階
「電脳九龍城」という文字とともに禍々しい雰囲気の入り口を抜けると、お化け屋敷のような薄暗い通路に出ます。
ちなみにここは、18歳未満は日中であっても入場できないそう。
怖くて入りずらいけど、自分が未成年だったら興味津々で入っていたと思います。
すでに普通に怖いし、とにかく薄暗いです。
ネズミが走る音とか、怪しい効果音が流れていて、雰囲気が独特すぎます。ただ、最終日ということもあって人でごった返していたので恐怖は軽減しました。
駐車場から店内への通路は、下手したら水に浸かる可能性があります。
汚いガラス窓を覗くと、「うわぁ!」と変な声が出そうになりました。
これ、なに(笑)
電脳九龍城・2階
動かないエスカレーターを登ると、2階はいよいよアーケードゲームゾーン。九龍城を模したエリアもここです。
今回は動画も撮ってきました。
うわぁ、これはすごい。
香港の裏路地感が忠実に再現されてます。僕も香港行ったことあるけど、裏路地はまさにこんな感じだった気がする。
ティキンはもちろん作りものです。
換気扇の回り具合(1箇所だけ壊れてゆっくり回ってるの)とか、配線の汚い感じとか、造形が恐ろしく本物に忠実です。
この辺にはレトロゲームが集中していて、中には故障中のものもいくつかありました。
内装のこだわりは半端ないです。貨物用エレベーターや散水栓に至るまで、全部汚い風の塗装がされています。実際にぼろぼろなわけではなさそうです。
きれいな「汚い両替機」。
2階のトイレ。女子トイレはめちゃくちゃ小綺麗でメルヘンな感じなのに、男子トイレは完全に廃墟(風の塗装がされたきれいなトイレ)。
九龍城エリア(東側)はフロアのごく一部で、西側にはクレーンゲームやら音ゲーやらアーケードゲームやらが永遠と並んでいます。
本当に仰天するくらい広いです。筐体の数が普通のゲーセンとは桁違いです。
電脳九龍城・3階
3階からも九龍城エリアが吹き抜けになっているので観察できます。
洗濯物から室内に至るまで、本当に細かく造られています。ボロボロの張り紙も抜かりないです。
ちなみに3階はメダルゲーム、パチスロ、競馬コーナー。
貯めていたメダルは閉店と一緒に無効になってしまうので、みんな大量に引き出して遊んでいました。
電脳九龍城・4階
エスカレーターを上がると、そこにはドギツイ色で照らされたトレヴィの泉が突然すぎる登場をします。世界観が謎すぎる(笑)
広すぎるビリヤード&ダーツエリア。
ウェアハウスでは最終日まで、館内に隠された謎を解く体感型の謎解きゲームをしていました。
参加費は一人1500円となかなかしますが、配布されるキットは凝った造りをしていて、非常に遊びごたえがありそうでした。やらなかったけど。
5階もありますが、ネットカフェエリアでエレベータでないと行けないので、見物には行きませんでした。
ということで以上、「あなたのウェアハウス川崎店」の最終日の様子でした。
いやぁ、想像の何倍もディープなスポットで大満足でした。撮影に夢中で、1円も使わなくてほんとすみませんでした。
閉店後もこの建物と内装が有効活用されたら嬉しいなぁ。