短期間の観光でオーストラリアに行く場合、渡豪する際に必ず必要になるのがETAS。
なぜか値段がまちまちなETASですが、各種サイトの値段を比較してみたら、その理由がわかりました。
イータスは 安いものでも いーんだす!!
ETAS(イータス)とは?
ETAS(Electronic Travel Authority System)はオーストラリア独自の電子渡航許可タイプのビザで、ETAとも呼ばれたりします。3か月までの短期観光と短期商用・公用活動が出来るようになります。
アメリカの電子渡航認証(ESTA)とはまったく別物です!
日本は「世界一強力なパスポート」と言われるくらいビザなしで入れる国が多い日本のパスポートなんですが、オーストラリアに観光に行く場合は例外なくETAS申請が必要です。
ETASの取得資格
- ETAS対象国籍のパスポートを所持していること
(対象国籍:日本、韓国、アメリカ合衆国、カナダ、シンガポール、香港特別行政区、マレーシア) - 訪問目的が、「観光」「親族訪問」「ビジネスミーティング」であること
- 3ヶ月以内の滞在であること
- 健康であり犯罪歴がないこと
普通のビザとは違って、煩雑な手続きがあったり、紙や番号などが発行されたりするわけではありません。が、ここで発行しなさいという明確な手順が載っている情報はどこにもありません。早めの準備と下調べをしておきましょう!!
オーストラリアに入国する際、パスポートを照合したときにETASがされていないと入国ができません。というか、オーストラリア行きの飛行機にチェックインするときに照合されて突き返されるみたいですね。
https://amzn.to/2R13DHX
ETAS取得費用を比較してみた
ETASをインターネットで取得するにはお金がかかるんですが、なぜか金額がピンキリなんです。しょうがないので比較してみました。掲載している以外にもたくさんのサイトがありますが、ここでは一部だけ紹介します。
直前(3日前)の申請などは追加費用が掛かることがあります。
掲載しているのは各サイトの最安値です。
サイト | 最安値 | お問い合わせ方法 |
Australia ETAS Apply Service | 6,400円 | メール |
オーストラリア移民国境警備省 | 20AU$ | 問い合わせフォーム(英語) |
JAL ABC | 972円 | 電話、メール |
ビューグラント | 422円 | 問い合わせフォーム |
Australia ETAS Apply Service – イータス日本語申請
まず、一番正式っぽいURLのサイト。
でもこのサイトで申請すると、6,400円(税込)かかります。
実はAEAS(Australia ETAS Application Services)という香港の代行会社がやってるサイトで、特に政府公認のものではありません。検索しても上位に来るし、それっぽいページなのでここで申請してしまう人も多いようですが、ちょっと待った!です。
このサイトはぶっちぎりで高いです。なのにお問い合わせはメールのみで電話は不可なので、緊急の場合の連絡は難しいというデメリットも。
焦らずに他のサイトも見てみましょう。
オーストラリア移民国境警備省 電子入国許可
続いてこれはオーストラリア移民国境警備省という政府機関のサイト。
こちらでは20オーストラリアドル(=1580円くらい)で申請できます。
「公式のほうが安いじゃん!」「じゃあここが底値で最適解なのでは!?」
と思ったら、そんなことはありません。
ETASでポイントなのは、政府機関で申請しても代行会社で申請してもETAS自体の価値は全く同じということです。
次に、安心安全の日本の旅行会社で申請するといくらでしょうか。
JAL ABC
日本を代表する航空会社、JALのグループ会社が行っている代行サービスです。
価格は972円(税込)と、政府機関のサイトより安いじゃないですか!!
しかもフリーコールのお問い合わせ窓口があることが最大のメリットです。不安なことがあっても電話ですぐ聞けるので安心できます。
値段もサポートもちょうどいい感じ。迷ったらここでいいんじゃないですかね。
ちなみに、完了通知を郵送で受け取るかメールで受け取るかの選択肢がありますが、郵送してもらっても特にメリットはありません。
登録したときからETASの情報はパスポートと連携しているので、実際に入国する際に必要なのはパスポートだけ。メールで内容を確認するだけでOKです。
イータス等海外ビザ申請代行 – ビューグラント
このサイトの驚くところは、422円(税込)という衝撃的な最安値です(5名以上・1か月前の場合)。
1か月を切っていて4人以下の場合でも540円(税込)で登録できます。これは安すぎる・・・
安さの理由もちゃんと解説されています。ちなみに僕はここで申請しましたが、数日後にしっかり登録完了の連絡が来ました。
問い合わせ方法はサイト内の「お問い合わせフォーム」からのみです。緊急の場合、すぐに回答をもらうのは難しそうです。
なんでこんなに価格差があるの?
ETASは豪州政府のサイトや旅行会社、代行会社によって申請することができることが分かりました。ETAS自体はどこで申請しても全く同じものなんですが、どういうわけか金額がピンからキリまであります。
これだけ値段が違うと「高いほうが安心でしょ・・・?」と、割高な代行会社や旅行会社で頼んでしまいたくなるのが人間(特に日本人)です。しかし、これは完全に代行会社の思惑通りです。
前提として大事なのが、「ETAS自体は本当は無料」ということ。
オーストラリア政府はETASの発行費用は0円としています。
ではなぜどこで申請しても有料なのか。それは、ETASの登録を政府に代わって行っている会社の「登録手数料」がかかってくるからです。
ただ20AUDという金額がETAS登録の最低価格というわけではなく、政府のサイトを運
営する会社が登録手数料としてとっているのが20USDというだけです。複雑。
登録の代行でいくら取るかは代行会社の裁量次第。利益度外視なら無料でも10円でも現実的には可能ってことなんですね。
結論
サイトを一通り眺めて、安くて安心できそうなところで申請すべし。
申請の際にパスポート情報を一言一句間違えずに記載しなければいけないので、そこだけは間違えないように気を付けて、どうか安心のオーストラリア旅をお送りください。