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【8日目・3000km走破】平成最後の登るウルル!豪州3000km縦断たび

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アリススプリングスからウルル、キングスキャニオンの1500kmを走破し、ついにアデレードからシドニーの1500kmも走りきることに。
砂漠、荒野、森林と様々な自然を味わった僕らは、都会のオアシスに涙を浮かべるのであった。

8日目を終えて

ここまででめちゃくちゃ困難乗り越えた感ありますよね

それ。チャレンジしなきゃこんな貴重な経験できなかったね

8日目のルート
ナランデラの宿
 ↓(車)
シーニックワールド
 ↓(車・5時間)
シドニーのレンタカー屋
 ↓(電車)
シドニーのホテル
 ↓(徒歩)
ジョージ・ストリート

ブルーマウンテンズの朝焼け

早起きして、エコーポイントからのブルーマウンテンズの朝焼けを狙います。が、今日も昨日に引き続き曇り空。多少赤くなったものの、きれいな朝焼けや雲海は見れませんでした。

このままシーニックワールドに行こうと思っていましたが、オープン時間まで少し時間があったので、インスタ映えで有名な「テーブルランド」に行こうとするも、途中から完全にダートコースになってしまい、普通車ではまともに進めなさそうだったので諦めました。

カフェ「True to the Bean」で朝食

豆の真実?本物の豆?というカフェにしては挑戦的な名前のお店で、ベーコンエッグトーストを食べました。素材はあまり変わらないはずなのに、信じられないくらい美味しく感じました。

3つの乗り物に乗れる「シーニックワールド」へ

ブルーマウンテンズを楽しむために造られた「シーニックワールド」という施設があります。
遊園地と言うほどの規模ではありませんが、3つの絶景を楽しむための乗り物に、1日$44で乗り放題です(最新版のガイドブックでも追いつけないくらい日々値上げしてるっぽいです)。

9時オープンですが、8時半に行ってオープンを待っていたので一番乗りで乗り物に乗れました。

乗り物①:スカイウェイ

めちゃくちゃ空いてるーーー!!笑

スカイウェイは、渓谷の間をゆっくり渡り、ブルーマウンテンズが360°眺められる大きめのロープウェイ。た、たかい・・・!!

エコーポイントからは見えない、「カトゥーンバ滝」が見えるのもポイントです。スカイウェイで渡った先からはカトゥーンバ滝の上流やビューポイントに行けます。

乗り物②:スカイレール

超急勾配(世界最大勾配らしい)のレールの上を走る鉄道。ジェットコースターの気分で乗るとゆっくりだし、登山鉄道の気分だと怖すぎるという絶妙な乗り物でした。
座席の角度が自分で変えられて、傾きを最大にすると64°にできます。もちろん最大にします。これもうほぼ直角じゃん。

最前列に座れたんですが、隣に乗ったマレーシア人の女の子がテンション高くて面白かった記憶しかないです。

乗り物③:ケーブルウェイ

シーニックワールドでは、ツアーで来ている日本人がたくさんいたので、横耳で解説をチラチラ聞きながら回れました。
ただ、ケーブルウェイはツアー客が多すぎてほとんど眺めは見られませんでした。

でも、オーストラリアで団体の日本人に会うのはこれで最後でした。シドニーでは逆に意外なくらい日本人には会いません。

シドニーまでラストスパート

シーニックワールドを後にし、最終目的地シドニーに向かってひたすら走ります。

ハーバーブリッジを車で渡りたい

シドニー市街に入ってくると、道路は複雑で狭くなり、車の数も極めて多くなります。かなりの距離を運転して、海外でのドライビングスキルは磨かれたつもりでしたが、都市部はやはり難しい。いつクラクションを鳴らされるかヒヤヒヤしながら、標識の小さい文字を辿ってハーバーブリッジの方に行きます。

ハーバーブリッジは1932年に完成したアーチ橋ですが、鉄道の線路と歩道橋と自動車用道路が通っていて、車線数は4車線+4車線と、世界で一番車線の多い橋でも知られているそうです。
橋を渡る間もみんなスピードを緩めないので、運転中はじっくり橋を眺められたものではないですけど、それでも迫力を感じました。

その後も中心部の道路やハイウェイには四苦八苦しましたが、なんとか時間までにレンタカー屋につくことができました。

最終的にアリススプリングスから走ったレンタカーの距離と、アデレードから走ったリロケーションの距離を足すと…

1476km+1463km=2939km

あれっ…!?3000kmまで61km足りない?ま、まあいいか。誤差の範囲です。それくらい走ったってことに意味があるんです。

試練:レンタカーの返却(事故手続き有)

さて、今日の試練の時間です。
レンタカー屋に車を返しにきました。カンガルーを轢いてガタガタの車をです。

給油して返すか否かでまず揉める

到着するやいなや、スタッフのお姉さんが寄ってきて、「ハーイ、燃料はちゃんと入れてきた?」と聞いてきました。
おや?と思い詳しく聞くと、僕がネットで予約したときは燃料満タンで返す契約になっていたそうですが、レンタカーを借りる時に《燃料は入れないで返してOK》という約束をアデレードの店員さんと結んでいたので(店員さんのミスで)、「FREE Fuel」って書いてあるよね?の一点張りをしたら、渋い顔をされながらも「じゃあいいわ、燃料は大丈夫」となりました。よかった。

次に、スタッフがエンジンをかけ、「この音は何?」と聞いてきます。
事故後に送ったメールをスタッフに見せ、店内で詳しく話すことになりました。

レンタカーの事故の手続き

さて、ここからはカンガルーを轢いて異音と異臭を放つようになってしまった車の後処理です。

前提として、僕たちはレンタカー会社のストレスフリープランという追加保険に加入していました。1日$20(約1600円)ですべての損害から守ってくれるという最強な保険でした。適用外になるケースがびっちり書かれた紙も貰いましたが、「飲酒・ドラッグを使用した運転」、「誤った燃料の給油」、「横転」、「水没」など運転者に過失があるか損害が行き過ぎた場合にのみ追加費用が発生するという内容でした。

でも、いろいろと理由をつけて$1000くらいの賠償をさせられるんじゃないかとヒヤヒヤしていましたが、僕らの「run over the dead kangaroo(死んだカンガルーを轢いた)」という主張はすんなり納得してもらい、事故の報告書的なものを書かされて終わりました。
事故発生日や場所、路面の状況やスピードなど細かい状況を書きますが、自分の立場が弱くなることを書かなければ特に責められることはないと思います。対応してくれたお姉さんも、適当でいいわって感じだったので、そんなに重要な書類ではないんでしょう。

そんなこんなで、最終的に僕らは$75の「Administration fee(管理手数料)」というのを払わされましたが、これで万事解決となりました。
地球を4周分走ったカローラは今回の事故で使命を全うしご臨終となるのか、はたまたリノベーションされて再び走るのかは定かではありません。

レンタカー屋を出て、2人でハイタッチを交わしました。一時はどうなることかと頭を抱えましたが、窮地を脱した瞬間でした。

夕方のシドニーに繰り出す

ホテルに到着

午後3時頃、カンガルー臭のする車から解き放たれた僕らは、レンタカー屋の最寄り駅から電車でホテルに向かいました。
ロングドライブと事故手続きで体力的にも精神的にも疲れ果てていたので、バタンキュー…

というわけにもいかず、せっかくシドニーにきて夜まで時間があるので、散策に出ます。今更だけど、我ながらストイックな旅だと思います。

平日夕方のシドニーはたくさんの人で賑わっていました。格子状になったニューヨークの街並みのような通りにはバスや車が行き交い、ものすごい活気です。

「STAR BAR」の$10.95ステーキ

オーストラリアに来たら絶対に食べなくてはいけないオージービーフ。アリススプリングスで肉を買って自分たちで焼いて食べる、というのはやりましたが、やっぱりプロが焼いた肉をうまいソースと一緒に食べたい。ということで、安くステーキが食べられるバーにやってきました。

$10.95というと880円くらいなので、日本ならファミレスでライスセット付きのステーキが食べられそうですが、シドニーでこの値段は破格です。ミネラルウォーターが1本$4しますからね!

安いといえ、出てきたお肉は絶品でした。
ほどよくレアの焼き加減と味付け、全く臭みのないオージービーフ!!
選べるソースとサイド(フライドポテトかマッシュポテト)もいろいろ試してみたかったなぁ〜

歴史感じるオーストラリア建築が美しい

タウンホール(シドニー市庁舎)、クイーン・ヴィクトリア・ビルディングはオーストラリア建築で建てられた建物。

クイーン・ヴィクトリア・ビルディングの中にある大きな時計とか、めちゃくちゃ凝った作りになっててたまりません。

豪華な装飾やヨーロッパの面影の残る造りは必見です。それが夜になるとライトアップされてもう最高でした。

トラム建設中で歩行者天国になっているジョージ・ストリート周辺はたくさんのショッピングモールやブランドの店舗が出店していて、ウィンドウショッピングはもちろん、路上ライブをする人やいつまでも時間が潰せそうな空間でした
(午後9時にはバー以外の大抵の店は閉まりますがね)。

9日目につづく

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