山の斜面に田んぼを切り拓いた立体的な風景が芸術的で美しいと、棚田は写真家をはじめ人気があります。
その中でも、富士山と棚田が同時に眺められる珍しい場所を紹介します。
富士山と棚田のコラボレーション
山梨県南アルプス市の櫛形山の麓にある「中野の棚田」は、富士山と一緒に棚田が撮影できる唯一(?)の撮影スポットです。
おすすめの時期はやはり田植え前後の4月〜6月です。田植えのために水が張られると、棚田の中に逆さ富士が見えることも。田んぼは一面が黄色になる収穫間際もきれいですが、稲穂が実ってしまうと棚田っぽさが半減してしまいます。
僕が撮影したのは5月中旬。天気もよく田んぼもちょうど良い頃合いでした。
時間帯や天気によって様々な表情を見せます。方角的にはちょうど南東に富士山が見えるので、朝焼けなどを狙うのもまたいいかもしれませんね。
甲府盆地は見えますが、八ヶ岳は見えませんでした。
車で行くなら注意が必要
中野の棚田は、中部横断道の南アルプスICから15分ほどで、中央自動車道からも着やすく比較的アクセスの良い場所にあります。
しかし途中は山道や農道があり車1台が通るのがやっとなところも多いです。基本的にGoogleマップのナビで到着できますが、大きい車はおすすめできません。
駐車場はありません。撮影スポット周辺に数台分停められる路肩がありますが、それ以外の道は狭いので駐停車はできません。途中の道にも停められそうな空きスペースもありますが、無断での駐車になることを自覚しておきましょう。その他、言わずもがなではありますが、観光地ではないので近隣住民への配慮もお忘れなく!