グルメやおでかけスポットの情報をこのブログでもちょくちょく書いていますが、特定の層しか見ないと思っていた、超ローカルなお店の紹介記事に意外とニーズがあったりしました。
なので僕はこれからも書いていこうと思ったのと同時に、書き方も工夫しようと思いました。グルメ記事を掲載するにあたって文章表現や写真で工夫すべき点、気をつける点を自戒の意味を含めてまとめたので、参考にしてください。
どうも、はしのです!美味しいものだぁいすき!美味い店あったら気軽に教えて下さい!!
インスタとか食べログじゃダメなの?
さて、まず質問ですが、あなたがブログを書く目的は何でしょうか?
どんな種類のブログでも言えますが、あなたはどうしてブログで自分の言葉を発信したいのかという点が重要です。
え〜!おいしいものの写真たくさん載せたいし〜!
ならインスタでやるんだ!
自分が食べたものとか、感想をシェアしたいし…
なら食べログでやるんだ!!
ブログの利点を考える
あと、根本的になんとなく続けていると飽きるし、内容もブレるし、誰にも読まれてないとだんだん嫌になります。単純に、自分のオススメな店を広めたい!とか、おいしかったご飯を日記の延長として記録したい!とか、楽しく継続できる理由を考えておくと、自分の中でルーチンになり習慣化します。
ブログに有益な情報をコンスタントに掲載し続ければ信用度は高まっていくし、ファンもできるし、検索順位も上がるし、どんどん価値が上がっていくはず。お店の名前でGoogle検索したとき、食べログと自分のブログの記事が並んでたら嬉しくないですか!?
ちなみに僕がブログを始めたのは、旅であったオモシロ話を忘れないように記録するためっていうのと、単にWEB系の技術が将来使えそうだったので勉強のため、です。情報発信したい気持ちはそこまでなく、あとから出てきた感じです。
さらに、より多くの人に見てもらいたい場合は、ターゲットを絞ったり、ジャンルを絞るというアプローチも必要になります。SEOとか専門的な知識も役に立ったりしますが、ここに悩んで時間を使ってしまうなら記事を書きましょう。
どういう記事を書いたらいいんだろう!?
味や体験の感想は伝わりづらい。ボキャブラリーを増やそう
味やにおいという情報は、ブログの文章では伝わりません。また、イベントやアトラクションの感想とかにしても言葉では表現しにくいところもあるでしょう。
「めっちゃ美味しかったです」「チーズがとてもいい匂いでした」というレビューは誰でも書けるし、写真を見ただけでだいたい分かるのでほとんど価値がありません。
グルメブログなら、自分が実際に訪れて食べた結果、どの点を特にオススメしたくなったのか、オススメしたい点はどう説明すればより正確にイメージでき、食べたい!と思ってもらえるかを意識しましょう。グルメレポーターがどんな感想を述べているかよく観察するのもよいです。
良い例:
僕の一押しは煮干しラーメンの煮干しマシマシトッピング。茨城・霞ヶ浦産の厳選された煮干しの風味を最大限に生かしたオリジナルのスープは、こってり感が全くないのに白米が何杯でもいけるくらい魚介の味わいが深く、訪れたら絶対に食べてほしい一品です。
腹が減る文章で感情に訴えかける
材料についての説明、味のたとえ、お店の雰囲気の説明が完璧にできる人がいるとします。まるで自分が食べているように錯覚するようなリアルで細かい説明だったとしても、読んだ人は食べたいと思うかどうかは別です。
「ううっ・・・」
「キンキンに冷えてやがるっ・・・!」
「あ・ありがてぇっ・・・」
「涙が出るっ・・・」
「犯罪的だ・・・うますぎる・・・」
「染みこんできやがる・・・体に・・・」
「ぐっ・・・溶けそうだ・・・」
「本当にやりかねない・・・ビール一本のために・・・強盗だって・・・」
これは某アニメのセリフの引用ですが、これ、情報としてはめっちゃ薄っぺらいけど、ビール飲みたい気持ちが強烈に伝わってきますよね。感情に訴えかける感じ。
説明は説明でもちろん必要ですけども、ポロっとこぼれた心の声や熱い気持ちは、人の感情に訴えかけます。読むだけでお腹がグーグー鳴っちゃうような記事が書けたら最高です。僕のお腹を鳴らせる記事を随時募集してます。
感情的になったら負け
感情に訴えかけろと言っておきながら、書き手は感情的になるな。と。難しいことを言っているようで、これは当たり前の話です。
写真が微妙だとブログ自体の評価にも影響するので、多少写真は盛ってもOK。でも、自分が行って微妙だな〜と感じたところは素直に書いてもいいと思います。ひたすらべた褒めしてるレビューとか、ステマっぽくて逆に信用できないです。
ただし、ネガティブなフレーズにはポジティブなフレーズもセットで使います。根拠のない不満は誰も得しません。お店が悪いのであれば改善点を書き、自分の捉え方の問題なら表現を変えてあげます。
良い例:
年季が入っていていつ崩れてもおかしくなさそうな建物ですが、古民家のもつ味わいを生かした装飾はセンスに溢れていました。
また、たとえ事実であっても、不可抗力的な事象への言及や感情的な文章は避けます。あなたのした誹謗中傷により店の評価を下げてしまった場合、損害賠償責任も発生しかねません。
悪い例:
私だけ水が運ばれてこなくて、店主に文句を言ったら対応に更にムカついた。子ども連れが多くて店内がかなりうるさかったし、二度と行きません!!
店舗の情報は正確・明確にいつ時点かを書く
書くからには責任を持ちましょう、という話です。
料金は変動することもあり、リアルタイムに察知しにくいので、(2019年6月現在)など注釈を入れて最低限の情報の担保をしましょう。いや、してください。
食べログやGoogleマップでも、間違っている古い情報はたくさんあるし、店のHPであってもしばらく更新されてなくて昔の営業時間のままなんてこともザラなので、ネット上の情報は頼り過ぎないほうがいいです。
Instagramでお店を検索して、最近投稿された写真を参考にするのもアリですが、こちらも投稿されたのは最近でも撮影されたのはいつかわかりません。やっぱり確実なのはお店に直接確認を取ることですね。
店舗情報(サンプル)
営業時間 | 9:00〜21:00 (年中無休) |
電話番号 | 03-3350-0151 |
入園料 | 一般500円(2019年6月現在) |
ホームページ | www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen |
マップ |
きちんと権利(撮影・執筆 許可) を得る
SNS時代の今、写真を撮ってインターネットに公開するのは当たり前になっています。ただし、「当たり前」というだけで許された行為というわけではありません。撮影OKの場合でも、拡散NGというケースは少なくありません。
個人のブログレベルだと、掲載許可を取るか悩む場合もあると思いますが、勇気を振り絞ってきちんと一声かけておくべきです。
ブログで紹介したいんですけど、いいですか!?
大抵のお店はブログで紹介されたら嬉しいでしょうし、お客さんが人に教えたいくらい喜んでくれたということを知りたくない店主はいないはずです。とはいえ、常連さんを守るためにあえてメディア露出を断っているようなお店もあるので、やたらと拡散されたくない店もあります。また、スタッフさんやお客さんの、その他個人情報に関わりそうな部分は最大限配慮すべきです。ここでの小さな努力が、後々の大きな面倒を予防します。
さいごに
正確で役に立つ情報をみんなで発信していれば、善良的なサイトが検索上位に溢れることになります。自分の媒体で発信するのは素晴らしいことなので、もっと普及してほしいな、という気持ちでこの記事を書きました。
行きたいと思ったお店の情報がネット上にまったくなかったらちょっと不安ですよね。良い場所を良かったと発言することはぜひ積極的に行ってほしいと思います。