世界屈指の人口密度・高層ビル密度・金融街。見渡す限りのビル!人!グルメ!
まさに風光明媚で絢爛華麗な酒池肉林!!(言いたかっただけ)
卒業旅行でタイに行くときの乗り継ぎで、香港島の中環(南部)、九龍(北部)も巡ったので、数回に分けてレポートしようと思う。
画像と内容は2017年3月のものです。
南の要衝、香港島・中環(セントラル)へ
初日の乗り継ぎで香港に降り立った。タイ行きの飛行機の出発時間まで、許された時間は10時間半。
お昼から日付が変わる少し前まで、まる半日の余裕がある。この間に、まずは香港の南側を堪能することにした。
空港から市街地までは、バス・鉄道・タクシーなどで向かう。
今回は、一番快適な鉄道、「エアポートエクスプレス」を使用した。
駅は空港直結で、目をつぶっていてもたどり着けるくらい到着ゲートの目の前だ。
都市部では避けられない道路渋滞に巻き込まれることなく、空港から香港駅まで最速で24分という速さで移動できる。
ホームは地下鉄みたいだけど、全席シートになっていて(自由席)、新幹線みたいな快適さだ。
そして、本数も多いので日本の新幹線や特急みたいに混んでない。
香港空港から香港駅までは大人・片道、HK$115(日本円:1600円くらい)。地味に高いけど、速さと快適さをみれば妥当な金額になっている。
途中、巨大なキリン型のガントリークレーンが大量に見える。
コンテナの取扱量は世界で4位の香港。『パシフィック・リム』でも港で大暴れしてたよね。
香港駅からしばらく街あるき
あっという間に香港駅に到着した。
香港。うんうん、この景色この景色、まじ香港。
♪あ~~あぁぁあ~~~果てしない~~~~!!
な、大都会であった。
(ぎりぎりネタが分からない世代がいそう)
凄い数の人と店。どこを歩いても渋谷とか原宿みたいな活気がある。
香港は土地柄、ほとんどの道が坂だし、坂の勾配も半端じゃない。
階段もたくさんあるし、リア充な人たちもたくさんいる。
…いや、それ絶対歩きにくいだろ!
上環という下町エリアでは、老舗の漢方の薬局や飲食店、レンガ造りの建物も多く建っている。
映画でよく使われる坂道もあるみたいで、時間があればじっくり探検したい。
街中なのにあちこちにガジュマルの木が生えてる。さすがは南国、という感じ。
数千年後、人類がいなくなって香港のビル群がガジュマルに覆い尽くされたりしたら、ラピュタみたいでロマンあふれる。
超高層オフィスビル1階のフードコートでランチ
お腹すいたな、と思ったころにピークトラムの駅に到着した。
駅までやってきたものの、近くに飲食店が見当たらないし、きっと山頂に行ってもレストランは混んでる。というかトラム乗車待ちの行列ができてる。まずは空腹を抑えるべく、食べ物を探す。
中環周辺は完全にオフィス街だ。日本でいう、新宿駅西口のビル街。
っていうか、
高すぎじゃね…?
一度はこんなところで働いてみたい…と思ったけど、きっとエレベーターが全然来なくてイライラするんだろうな。
超高層ビルの近くをうろうろしていると、ビル1階部分にフードコートがあるのを発見した。社食かもしれないけど、解放されてたから大丈夫でしょ。
時刻は16時過ぎ。さすがに空いていた。
頼み方がよくわからなかった。店員さんが優しくてノープロブレムだった。香港の人は優しい。ありがたい。
「Flat rice noodle」というのを頼んだんだけど、これ実はタイ料理らしい。
これからタイ行くんだけどな。
そんなことも知らずに、超高層ビルの根元のテラス席で、近未来な雰囲気を感じながら食べた。
せっかく香港に来たのにタイ料理。味もただのソース焼きそばだけど、まぁ、いっか。
一休みしたところでトラムの駅に向かった。
花園道駅から登山鉄道「ピーク・トラム」に乗る
花園道って、めっちゃお金持ちなイケメン御曹司みたいな名前だよね。
でも名前の由来は、駅の目の前の通りが「花園道」って通りってだけみたい。
ホームでは並び順がよくわからない上、トラムが来たら座席は争奪戦だ。
中国の方々に負けないように頑張ろう。
ピーク・トラムに乗って、標高400mくらいまでまでぐんぐん上がっていく。
マンションの間をすり抜けたりするので、意外と生活感も垣間見えるが、次第に高層マンションを眺めるくらいの高さまで登っていく。その光景は壮観だ。
ただ、この電車に乗ってるときの感想は「ただただ怖い」。
角度は45度くらいあるんじゃないかっていうレベル。すごい勾配でどんどん登る。
ていうか、いつ車輪が滑って転がり落ちるかヒヤヒヤで景色どころじゃない!!大きな事故は起きていないものの、故障で止まることがよくあるらしい。
いやいや、よくあるって!!ダメだよ!
本当に怖い人はバスで行こう。バスも怖そうだけど。
なんとか山頂駅に到着した。
山頂から香港を見下ろす
山頂のトラムの駅は、展望台のある「スカイ・テラス428」の1階部分にある。
この建物内はエレベーターでスイっと頂上まで行けるわけじゃなくて、エスカレーターでちょっとずつ登りながら途中のお土産屋やらレストランに立ち寄れる(立ち寄らせる)システムになっている。
ジャッキーチェンの等身大模型とかもあった。
そして、展望台に到着。
うっっっっお!!怖っっ!!!
展望デッキの眼下は山の傾斜になっているけど、壁がガラスで、清水寺くらいは高い。無理な人は無理そう(笑)
でも、めっちゃいい景色や~
428mという高さは、香港・九龍にあるICCの100階にある展望台よりも高い。何とも圧巻な景色だ。
それにしても、不思議な都市だ…。
山と海は歩けるくらい近くて、そのわずかな間にぎゅうぎゅうに街が作られている。高層マンションの隣は森だし、異世界感がスゴイ。
これほど手狭で箱庭的な街並みは世界でも少ないのではなかろか。
あ、日本にも熱海という山と海に囲まれた箱庭な秘境都市があった。
ガスってはいたけど、ド迫力な景色が見られた。
②に続く…