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【2日目・ウルルの夕焼け】平成最後の登るウルル!豪州3000km縦断たび

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LCCの乗り継ぎで疲労困憊の僕ら。
ついにオーストラリアの上陸を果たし、今回の旅の目的地、ウルル(エアーズロック)を目指す…!

2日目を終えて

ワッドユーミーン女、許すまじ

(笑)

2日目のルート

オーストラリア・ダーウィン
(乗り継ぎ︰2時間)
 ↓カンタス︰2時間
アリススプリングス
 ↓レンタカー
ウルル(エアーズロック)

いざ、オーストラリアに入国

オーストラリア・ダーウィンへ

チャンギ国際空港で食事をとってから急激に睡魔が襲ってきました。ウトウトしながら、現地時間23:05(日本時間で24:05)の便に乗ります。

この飛行機は爆睡しました。
といっても睡眠時間は3時間ないくらい。次の乗り換えもタイトな時間割なのでここから先もほとんど仮眠は取れません。

ダーウィン空港で必要最低限の両替をしましたが、レートは結構悪めでした。
(その日のレート:AU$1 = ¥78 → 空港のレート:AU$1 = ¥92)
オーストラリア自体、ホテルやコンビニ、洗濯機さえもクレジットカードがあれば決済できます。手数料がかかる場合もありますが、両替するよりレートもいいので基本的にそっちを使うべきだと思います。

ダーウィンからアリススプリングスへ

ダーウィン空港は国際空港ながらこぢんまりした印象でした。台北行きやシンガポール行きはアジア人がほとんどでしたが、ダーウィン行きはほとんどが欧州系の白人です。ついにここまで来たか、とちょっと嬉しくなります。

ちなみに、オーストラリアは原住民・アボリジニを除いて1900年までイギリスの領土だったので、白人が人口のほとんどを占めます。

カンタス航空のホスピタリティ高すぎ

ここからはオーストラリア国内線です。オーストラリアの国内線といえばバージンオーストラリアかカンタス航空ですが、今回はカンタス航空を使います。

前々から、噂ではカンタスの評判の良さを聞いていましたが、本当に快適な空の旅になりました。

まず、たった2時間の飛行なのに機内食が出ました。
お腹が空いてさっき空港でラップセット食べたばっかりだったけど、美味しかったのでぺろりです。

CAさんたちも案内に使える日本語を覚えてくれていたり、非常にさわやかな接客でした。

空から見るオーストラリアはまさに未開の地。
ダーウィン周辺は森しかないし、アリススプリングスに近づいてくると、赤土の砂漠地帯です。
空からオーストラリアを見ていると国土の広さを実感するし、自分の知らない世界が無限に広がってるような気がしてワクワクします。

アリススプリングスに到着

アリススプリングスにつきました。空港は非常に小さいですが、きれいでした。

海外をレンタカーで突っ走ります

ここでレンタカーを借り、アリススプリングス市街(空港から20分ほど)に出てからウルルに向かいます。
海外での車の運転は初めてでしたが、オーストラリアも左側通行・右ハンドルなので、運転する感覚はほとんど日本と同じです。車もトヨタで快適の極みでした。

アリススプリングスは砂漠の真ん中にあるこぢんまりした街で、オーストラリアの原住民・アボリジニが多く住んでいます。

スーパーで数日分の食料を調達

スーパーに入ると、お客さんの半分くらいがふくよかな体型の肌の黒い人達でした。そう、彼らがアボリジニなんですね。
原住民と言っても、現代ではみんな普通にスマホ使ってるし、食事も生活も他のオーストラリア人とは大差ないんだと思います。

スーパーでは肉(もちろんオージービーフ)やら野菜やら、機内食で激ウマだったシリアル「NUTRI GRAIN」やら、食料を中心に買い出しました。

ちなみに、オーストラリアは全体的に物価がかなり高めです。日本と比べると1.5倍くらいするので、レストランなんかは生唾を飲みながらオーダーをすることになりそうです。
ただし、アリススプリングスみたいな田舎町でも、最低賃金は$24(1,920円)とか。

うそだろ・・・日本の最低賃金、761円(鹿児島県)だぞ・・・

中でもいちばん大事なのは「水」。砂漠地帯のアリススプリングスやウルル周辺は水が必須なのにもかかわらず、そのへんのコンビニとかで買おうとすると1本AU$4(300円)くらいします。スーパーだと24本でAU$8。絶対にまとめ買っておくべきです。

最大難関だった、プリペイドSIMカードのゲット

スーパーでのもう一つのミッションは、プリペイドSIMを買うこと。
日本ではスーパーにSIMが売ってる印象はあまりないですが、オーストラリアではスーパーでは高確率でプリペイドSIMが売ってます。90日間で27GBまで使えるSIMがAU$30だったりと、日本でポケットWi-Fiを借りていくよりも楽でオトクになるんです。

ところが田舎町のスーパーだったからか店員さんがSIMについてよくわかっておらず、正直僕らもシステムを理解できていなかったので、スーパーでの購入は諦めます。

すると同じ建物の中(ショッピングモールみたいに小さいテナントがたくさん入っていた)にTelstraの店舗があったので入ってみます。Telstraは日本で言うau・docomo・softbankのような通信キャリアです。

若めの店員の女の人にプリペイドSIMについて聞いてみると、「OK」と言って「$2 SIM Kit」と書いてあるカードを取り出し、パスポートを要求されました。
パスポートを渡すと、なにやら僕のID情報とSIMカードを登録しているらしく、しばらく待った後、これで「これで完了」と言われました。

いやいや、さすがに$2のSIMカードってなんだよ、と思って「他のデータ容量のSIMカードは?」と聞いてみると「What do you mean?(どういう意味?)」との返事。
いろいろ聞き方を変えてみるも、「ワッドユーミン?」の一点張り。英語ができない僕が悪いんだけど、もうちょっと優しく教えてくれてもいいのに・・・

結局、この$2はSIMのみの料金で、容量は別途リチャージしていく必要があるんだとか。なるほど、と納得して店を出ましたが、このあとも設定に四苦八苦するのでした。無知は罪だ。

ひたすら西に向かってレンタカーで爆走

アリススプリングスで買い出しとSIMゲットの任務を終えたので、今日の宿のあるウルル周辺まで車を走らせます。ウルルまでは460km。ナビだと5時間半かかるそうです。

走ったことのない、まっ平らな土地に僕らは大興奮です。車内でWANIMAを爆音で流して制限速度100~130kmの道をひた走ります。

ただ、真っ平らで真っ直ぐな道、気持ちいいんですが景色が変わっているようで変わらないので、案外しんどいし、一瞬でも寝れば側道の砂利でスリップしてトリプルフリップを決めることになってしまうでしょう。カンガルーを轢いてしまう恐れもあるらしいので、そのへんも要注意です。

まさかのフェイント!偽ウルル

3時間くらい走ったところで、遠くに巨大な影が。

シルエットといい存在感といい、他の山とは一線を画した風格の違いがあります。

あれだーーーーー!!!

あれだーーーーー!!!

思ったより整った形だし、山頂付近なんてほぼ直角だけど、あれ、絶対エアーズロックだ。うわぁ、あれ登れるんだなぁ。

とか考えながら、二人でテンションマックスで一通り写真を撮って、さあ根本まで行くぞ!と再び走り始めました。

今日泊まるウルルのリゾートはどこだろう、と地図を開いたときに真実が判明しました。

ハルキさん、残念なお知らせです

なんだ

あれ、エアーズロックじゃない

・・・「マウント・コナー」という全然別の山でした。

そしてついに・・・本物のウルルへ

落胆しながら1時間ほど走ると、またしても風格あるシルエットの山・・・いや、あれは山じゃない・・・岩だ!!
アリススプリングスを出発し約4時間50分、ついにウルルのビュースポットに到着しました。

ちょうどサンセットのタイミングだった

時刻は17時半頃。ちょうどサンセットが始まるタイミングで到着することができました。
そこそこ混んでいるビュースポットでなんとか良さげな場所を確保し、ウルルの夕焼けを写真に収めることができました。

タイムラプスも撮ってみました。

「すげぇ・・・美しい・・・」

ゴツゴツした岩肌に赤い陽の光が差し込み、紫色だったウルルがオレンジ色に染まります。空の青とのコントラストがめちゃくちゃきれい!っていうか夕陽のほうもすごいきれい。

ウルルの雄大さと夕日の美しさに心打たれた夕暮れ時だったのでした。

ドミトリーでひさびさの安息

飛行機と乗り継ぎで丸一日過ごし、買い出し、長距離運転、夕焼けの撮影と過密スケジュールだったので、体はヘトヘトです。
1日目はバックパッカー向けの共同ドミトリーで宿泊します。宿は「Outback Pioneer Hotel/Lodge」のLodgeのほうです。

シャワーとトイレ、キッチンは共同、自分の場所は2段ベッドの1つだけと窮屈な感じですが、周囲はリゾートホテルなうえ物価が高いオーストラリアなのにも関わらず、2000円くらいで泊まれるというのはすごいです。

豪快オージービーフステーキを焼く

アリススプリングスで買ってきたオージービーフをレンタルのキッチンセットを使って調理します。海外で料理することになるなんて思わなかったけど(笑)

▲名付けてザ・ワイルド・オーストラリア・プレート

そのへんのレストランに入って食べたら1枚2000円くらいしそうな、ちょっといいお肉にしました。
味付けは岩塩とブラックペッパーのみで、一緒に買ったレタスとブロッコリーを添えて食べました。お肉が柔らかくて肉厚でめっちゃ美味かった・・・!

肉を含め、余った具材は明日の夕飯や明後日の昼飯まで持たせます。

日本では絶対に見られない星空

夕飯を食べて、2日ぶりのシャワーを浴びてさっぱりしたところで、星を見に行くことにしました。
この日は天気も良かったし、ウルル観光の大きな魅力の一つが「満天の星空」。見ないわけには行かないのです。

ロッヂから少し南の開けたところまで歩くと、頭上にはすでにありえないくらいの数の星が広がっていました。
その先には、真っ暗ながら高台に続いてそうな道があります。恐る恐る登ってみると、展望台になっていて、天体観測には絶好のポイントになっていました!

星景撮影はあまり得意じゃないですが、天の川はもちろん、たまたま撮ったときに流れ星が映り込むくらい恵まれた撮影環境でした。肉眼でも流れ星は何個か見られるほど。
日本では絶対に見られない南半球の満点の星空に、疲れも忘れて男二人でテンションマックスでした。

数組のカップルやグループがいましたが、しばらくすると貸し切りになったので、光跡で好き放題遊んでいました。

この日は死んだように眠りにつきました。そんなふうに、てんこ盛りな2日目が終わりました。

3日目につづく

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