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【最終回・世界最悪の空港…?】平成最後の登るウルル!豪州3000km縦断たび

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様々な絶景と困難を乗り越え、ついにオーストラリアの旅も終わり。
しかしオーストラリアを出国して、日本に帰るまでが旅です。僕らにはまだ25時間の移動が待ち受けていました。

11・12日目を終えて

金髪美女もいいけど、アジアのLCCのCAさんもかわいいなぁ

うぉー!セブパシは制服ピッチピチだし、エアアジアはミニスカがグッドだし、スクートのカウンターのお姉さんもくそかわ!!

・・・

11・12日目のルート
タウンホール駅
 ↓(電車/バス)
シドニー国際空港
 ↓セブパシフィック・5時間半
ニノイ・アキノ国際空港(フィリピン)
(乗り継ぎ・5時間)
 ↓エアアジア・2時間
台北桃園国際空港(台湾)
(乗り継ぎ・5時間)
 ↓スクート・3時間半
東京成田

シドニー市街からシドニー空港に向かう

4日目のシドニーの朝は、これまでないくらいの快晴でした。シドニー自体雨や曇の日が多いらしいですが、この日は僕らを見送るかのような最高の天気になりました。

駅が…閉まってる…?

最寄りのミュージアム駅から空港行きの電車に乗れるっぽいので乗り換え案内で調べてみるも、経路が出ません。なんでだろう?と思いながら駅に向かってみると、なんと駅がやってません。

えっ!?え、駅が、やってない!!

とうに始発の時刻は過ぎているし、出入り口の工事というわけでもなさそうです。

行政のサイトを見ると、複数の路線が土日を中心に工事で閉鎖しているらしく、振替輸送を利用してとのことでした。

日本では、工事で数日間電車が止まります!なんてJRや私鉄が言った日には街中大パニックでしょう。日本の場合は、鉄道会社が夜を徹した努力をしてくれているおかげなんですよね。

タウンホール駅まで歩き、違う路線でセントラル駅までは行けたので、そこから臨時の振替輸送の空港行きバスでシドニー空港に向かいます。
工事による振替輸送ということで、タダで空港まで行けました。電車だと空港の使用料が含まれて$16くらいするので、あらかじめオパールカードにチャージしておいたんですが不要でした(笑)

しっかし、さすが大都市シドニー。線路上の作業員から、振替輸送のバスに、工事を案内するたくさんのスタッフなど、鉄道の集中工事に割くリソースの量が凄いです。シドニーは全体的にちょっと工事しすぎな気もしますけどね。

セブパシフィック航空でフィリピンへ

ここから、約10日間お世話になったオーストラリアを後にし、日本への帰路につきます。
といっても、帰りもLCC乗り継ぎなので日本にスッと帰れるわけではありません。フィリピンと台湾で乗り継ぎ、25時間かけての帰国です。

セブパシフィック航空のチェックインカウンターはオンラインチェックインと通常チェックインを合わせて4つ稼働していましたが、しばらくすると2つだけになってしまいました。時間のかかるチェックインを、2人でです。

この大行列を2人で捌くの?絶対間に合わないよね?

と思ったら案の定間に合わず、45分くらい遅れてシドニー空港を飛び立ちました。大丈夫かセブパシフィック!!

機内ではパツパツの制服を着た美人なCAさんたちがたくさんいたので、大丈夫でした(なにがだ)。

「世界最悪」と呼ばれたマニラの空港に降りる

そんなこんなで僕らが乗り継ぎで最初に降り立った、フィリピン・マニラにある「ニノイ・アキノ国際空港」はターミナルが4つもあるモンスター級の空港でした。

しかしここ、世界最悪の空港、絶対に留学や乗り継ぎで使わないほうがいい空港、とすこぶる悪名高い空港でした。
なんでも、出国審査で理由を根掘り葉掘り聞かれたりとか、税関で「これは禁制品だ!金を払ったら見逃してやる」とか言われたりするという情報があり、旅に出る前から一番の不安材料でもあったのです。

しかもニノイ・アキノ国際空港では航空会社をまたいだ乗り継ぎ。一度フィリピンに入国して、荷物を受け取らなければならない。こ
りゃロストバゲッジやトラブルが起きそうな予感。

…と、思っていたのですが、実際は出国審査・入国審査ともに何も聞かれることなくスルーでき、税関は申請すらなく、荷物も降りたらすぐに受け取れ、超スムーズに入国できました。

第3ターミナルは極楽だった

遅れてオーストラリアを出発しましたが、フィリピンには予定通りに到着しました。乗り継ぎ時間は5時間ありましたが、街まで出るにはちょっと足りないので、空港内で時間を潰します。

空港の到着ゲートから外に出ると、遅い時間にもかかわらず、もの凄いたくさんの人が出迎えをしてました。まるで有名人が来たかのような賑わいは、家族総出で出迎えをするフィリピンの文化なんだそうです。

第3ターミナルはニノイ・アキノ国際空港の中でも一番新しいターミナルです。…のわりに建物内は年季が入っているようにみえなくもないですが、フィリピン国内であるのを鑑みると、広くてきれいなのは確かです。

一度外の空気を吸ってみようとターミナルを出ると、ムワッとした空気。赤道直下はやっぱり夜も暑い!!
ターミナルを出てしまうと、再入場にはボディーチェックが必要でした。再びターミナルに入って、夕飯を探します。

フィリピンっぽい料理を食べる

第3ターミナルにはフードコートやファストフードの店が充実しています。物価はフィリピンの中では高いんだと思いますが、日本と同じくらいの感覚です。水の値段はオーストラリアの1/10くらいの値段で困惑します。ちなみに、クレジットカードが使えない店も多く、コンビニも現金(フィリピンペソ)のみでした。

僕たちは4Fにあった、いかにもフィリピンのフードチェーンっぽい店に入り、いかにもフィリピン料理っぽいものを頼みました。ここはカードも使えました。

ドリンクはフレンドリーなフィリピンイケメンな店員さんに聞いて、オススメ1位と2位のドリンクをオーダー。しかしこれまた、いかにもフィリピンっぽいドリンクです。

店員さんには「パイナップルみたいな味だよ!」と教えてもらったので期待していたんですが、ドリンクにはズッキーニみたいなウリ科のなにかが乗っていて、味もウリ科のなにかのエキスです。例えるなら、カブトムシのカゴの匂いを味にした飲み物。

甘さ控えめでフレッシュではあるんだけど、こればっかりは飲み干せなかった(笑)すみません。

出てきた料理はビーフシチューみたいな味のスープに骨付き肉が入った料理で、アジアンテイストではありますが口にも合って食べやすかったです。ライスが乗ってきたお皿は、洗って雑巾で拭いた直後っぽく、雑巾臭をこらえながら食べたのはいい思い出です。

その後も次の便まで2時間くらいあったので、ターミナル内で のほほーんと過ごしていましたが、怪しい人にも危ない瞬間にも出くわさず、安全に出発の時間になったのでした。
2019年、ニノイ・アキノ国際空港はかなり安全で普通の空港でした。悪い評判は過去のものだったのでしょう。

ここから【12日目】

フィリピンから台湾へ

今度の便はエアアジアです。
マニラから台北までは比較的近いので2、3時間で着いてしまいます。機内ではとりあえず寝ます。
飛行機を降りるとき、機内にスマホを忘れて急いで戻りなんとか救出したものの、コンパクト枕のケースも実は忘れていたりと、疲れと眠気でグダグダでした。

台北の桃園国際空港につくと、時刻はすでに深夜1時。台湾で最後の乗り継ぎですが、小籠包を食べたり台北101を見たりするには遅すぎる時間でした。乗り継ぎ時間も4時間と微妙。小腹も空いた。困った。と空港内をフラフラしはじめました。

台北桃園空港は深夜でも飯が食えた

B1階のフードコートでは、ソファーやイスを並べて沢山の人が仮眠を取っていました。お店はどこも閉まっていて、閑散としています。

…と思ったら、2店舗だけやっていました。

深夜の罪悪感を味わいながらも、台湾の担々麺を食べました。味は意外にも日本とほぼ変わらなかったですね。
深夜飯を食い、薄暗いフードコートの中、眠気まなこでレシートの整理や旅の記事を書いていました。僕、どんなに眠くても机に座ってチョット寝するのって苦手なんですよね。

試練:受託手荷物手続きミスを切り抜けろ

そして日本への便のチェックイン時間になりました。ここで、今回の旅の最後の試練です。

僕らは格安航空券をまとめてKiwiで取りました。しかし直前になって、Kiwiから「技術的な問題が発生し、台北―東京便の受託手荷物を追加できませんでした」というメールが届きました。一旦自腹で受託手荷物料金を建て替えて、かかった料金を請求してくれ。というもの。勘弁してよ。

チェックインカウンターに行くと、「受託手荷物の料金NT$960収納代行手数料NT$300をサービスカウンターで払ってください」と言われました。ただし、NT$960はカードで支払い可で、NT$300は現金(ニュー台湾ドル)のみとのこと。
台北桃園空港にはスクートの専用サービスカウンターがなく、エバー航空のサービスカウンターが代理で収納するので代行手数料がかかるんですが、なんでここだけ現金なんやねん!

日本円にしたら1000円ちょっとで、こんな中途半端な金額だけ両替できる窓口はきっとないです。ATMも金額が小さすぎて引き出せません。困った。
すると両替窓口に並んでいた日本人男子二人組に、ハルキさんが話しかけました。

お兄さんたち、台湾元から円に替えようとしてます?
もしよかったら、相場よりちょっといいレートで300元だけ替えてもらえません?

アジアの空港でこんな感じで日本人に話しかけてくる人は大体両替詐欺です。僕はベトナムで同じような切り口で痛い目に合ってますしね(笑)
しかし親切な二人組はすんなりと1100円を300元に替えてくれました。おかげで支払いはなんとか切り抜けられました。君たち、諸海外では気を付けてね。

ただいま日本

帰国する頃には、太陽が高く上ってお昼時になっていました。日本に帰ってまずは和食、特に白米が食べたいということで「やよい軒」に。

※オーストラリアには米自体があんまりない上、ロングライスというタイ米が多い気がしました。美味しいジャポニカ米が恋しくなる。

海外旅行から帰国したときは高い和食屋とかより、普段食べ慣れた牛丼屋とか定食屋のごはんが一番心に染みます。まぁ、高い和食屋は財布に染みるので行かないですが。

そんなこんなで、僕とハルキさんの12日間の濃密な(意味深だけど意味はない)オーストラリアの旅が終わりました。
とにかく毎日全力で運転し全力で楽しみました。短いようで長く、ケンカしそうでしなかった長旅は、生涯忘れることのない大冒険になりました。

後にも先にもないであろう、20代男子二人の12連休の思い出でした。

旅先で急いで執筆したので誤字や説明不足な箇所もあったかも知れませんが、長い文章をお読みいただき、ありがとうございました。

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