F1好きなら、いや、クルマ好きなら誰もが知る伝説のマシン、マクラーレン・ホンダ MP4/4を始め、2000GTやコスモスポーツなど普段ホンダやトヨタの博物館にいかないと見られない車両や資料が9月1日まで山梨で一挙に見られます!山梨県立博物館に急げー!!
数年ぶりに突然更新してすみませんw
書きたい衝動が抑えられなくなってきちまったッッ…!
とまでは行きませんが、ぼちぼち再開していきたいです。
※撮影は車両のみ静止画ならOKで、動画撮影や資料・放映中の映像などの撮影は不可ということでした。
資料の展示もたくさんありましたが、車両のみご紹介します。
伝説のセナ「マクラーレン・ホンダ MP4/4」
1988年、F1シーズン全16戦中15勝という、もはや漫画の世界でも許されないような圧倒的な強さでシーズンを席巻した、「史上最強」と呼ばれるマシン。そして、このマシンを駆り、初のワールドチャンピオンに輝いたのが、伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナ。
そんな伝説のマシンが普段日本国内にあるというだけでもありがたいのに、なんと今山梨に、そして目の前にある…!!



生で見ると本当に37年前に世界中を走ったマシンとは思えないくらいピカピカです。おそらくボディカウル(白と赤のボディのカバー)は当時のままではなく展示用の新品だと思いますが、その中でもコックピットの後ろのロールバー、セナの名前が刻まれている部分は擦り傷が残っていて、ここを握って乗り降りしていたのかと思うと感慨深いです。シートやベルト、ステアリングに年季が感じられるけど、あまり奥まで覗き込めず…

F1マシンを静態保存している博物館はよくあると思いますが、ホンダはこれをいつでも走れるように動態保存しているのがすごい点です。いつか本物のV6ツインターボエンジンの音を聞いてみたいなぁ。
その他の実車
もちろん、今回の企画展はMP4/4だけじゃないんです!日本の自動車史を彩る貴重なクルマたちが、これでもかと展示されていました。
Milburn電気自動車

なんと100年以上前の電気自動車!1920年ごろにアメリカで製造されたクルマだそうです。
エジソンが作ったバッテリーで走るそうです。エジソンといえば白熱電球、蓄音機、映写機のほうが有名だけど、EVも作っちゃってたってヤバくないですか…?
マツダコスモスポーツ 試作車



東京オリンピックと大阪万博の間、未来への希望に満ちていた時代に誕生した宇宙船みたいなクルマ。世界で初めてロータリーエンジンを実用化した、日本の自動車史に残る名車(の試作車)。
個人的には、リアガラスの曲線が美しくてびっくりしました。運転席からの後方の視界がめちゃくちゃ良さそう。
実車ではないけど、近くにMAZDA 787Bのミニカーが展示されていて良きでした。
トヨペット クラウンRS



アメ車がブイブイ言っていて、国内メーカーが海外と提携して車を作っている中、純国産の技術だけで作り上げられた、初代クラウン。
今のトヨタにも通じる、安定感と乗り心地の良さがあったそうな。当時の日本の技術力の高さを物語る一台です。
スバル360 DELUXE



「てんとう虫」の愛称で親しまれた、可愛らしいデザインの国民車。スバルのロゴもおしゃれですね。
ルパンの愛車に似てるけど、ルパンが乗っていたのはフィアット500です。
トヨタ2000GT



キターーー!!2000GT!!
当時の価格で約230万円(現代で2000万円ほどと言われます)という高さと、生産台数わずか337台という希少性も相まって、ものすごいオーラです。まさに伝説のスポーツカー。
映画「007は二度死ぬ」でボンドカーとして活躍したことでも有名ですが、僕らの世代だと映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶオトナ帝国の逆襲」で知ってる人が多いかも知れません。
ボーちゃん「アッ…ドイテドイテー!!」キキキキーーガンッ
ケン「奴らは俺の魂に傷をつけやがった」
しんのすけ「そらがあおいぞ〜」チョロチョロチョローー
ケン「おのれ…俺の2000GTをけがしやがって!!」
のクルマですw
SUPER GTドライバー名取選手のユニフォームも



山梨出身のSUPER GTドライバー、名取選手のユニフォーム・ヘルメット・ミニカーなどの展示も入口付近にありました。GT300クラスのトロフィーも(意外とチャッチイ?)。
SUPER GTのピットビューイングなどでも選手のユニフォームまでじっくり見れることはないので、新鮮でしたね。
※これは実車ではありませんが、企画展の展示室内ではないので撮影は自由ということでした。
企画展概要

場所: 山梨県立博物館
公式HP: http://www.museum.pref.yamanashi.jp/3nd_tenjiannai_25tokubetsu001.html
期間: 2025年7月12日(土)~9月1日(月)
料金:
一般: 1000円
大学生: 500円
高校生以下、県内在住の65歳以上の方、障害者の方は無料
関連イベント: 学芸員によるギャラリートークや、はたらくクルマの野外展示など(詳細は公式サイト参照)