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【台湾】 大学時代に思いつきで一人旅したお話(2日目・後半)

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台湾は信号が多くて、車も多くて、原付は多いという表現では足りないくらい多い。
だから道路はゴッチャゴチャ。

道が混みすぎて、大きな交差点では信号があるのに警察官が交通整理をしていた。
なのに信号無視を平気でしちゃうような無法地帯。この辺はいかにもアジアらしい。

日本もとりたてて安心できる交通事情ではないが、海外に行くと自分の国が誇らしく思える。

 

15:00 華山1914文創園区

光華商場から徒歩2分くらいの近さの位置に、
「華山1914文創園区」というエリアが広がっている。
元々、日本統治時代に作られた赤レンガ造りの酒蔵をリノベーションして、
イベントホールやら雑貨屋やら、その他ごちゃごちゃしたものが詰め込まれた面白い場所。

中央芸文公園という公園も隣接している。
日本でいえば、さながら「横浜赤レンガ倉庫」と「山下公園」?
(そこまで広くはないし、氷川丸もなければ海もないけど。)

しかしながら、オシャレな感じの場所であるのは確かで、若者が集まるのもわかる。
ネットの口コミを見る限りでは、土日の混雑もひどいらしい。

ここでは日々、色々なイベントが行われている。
中でも人気なのは、日本のアニメ。
ジブリ、ポケモン、ワンピース、セーラームーン、ユーリ・オン・アイス…
ちょっと調べただけで過去いろんな日本アニメのイベントをやっている模様(多分、ちゃんと公式は介している)。

僕が行った時も、「名探偵コナン」と「ドラえもん」のイベントスペースがあった。
特にびっくりしたのは、伊藤潤二の作品展もやってたこと。

外国で日本文化が受け入れられているのは、やはり日本人として素直に嬉しいし、こうやって目の当たりにしてみると感慨深い。
なんだかんだ言って、日本のアニメ・マンガ文化は世界に受け入れられていると思う。

16:20 西門町

夕方になってきた。
1日歩き回って疲れてきたので、本日の宿を探しに西門に向かう。
西門は日本でいう渋谷センター街のような街並み。
のような、というのは便宜的な表現ではなく、まさにここは渋谷センター街なのではという感覚に陥るほど雰囲気が近い。

台湾の若者が集まって、とても活気がある。
日系の飲食店も多く、日本語もよく目にする。
まぁ、変な日本語も多いけど(笑)

とはいっても、歌舞伎町のような危なっかしさや小汚さは感じない。
しつこいキャッチがいるわけでもないし、輩がウロウロしてたりもしない。
まぁ、油断は禁物だけどね。

16:40 Superdry. 極度乾燥(しなさい)


そういえば、台湾だけでなく世界的に人気な「Superdry. 極度乾燥(しなさい)」というファッションブランドがある。

スーパードライっていえば、日本人に同じみな飲み物だし、そもそも店名に日本語が入ってるけど、特に日本とは関係ない。笑
元はイギリスのブランドらしいが、西門ではユニクロの隣に堂々と店舗を構えていた。

変な日本語が服に散りばめられていたり、服自体の質も高めで、値段も高めに設定してあるせいか、よく日本製と間違われる(無理もない)。
世界で500店舗以上出店していたり、北米でも若者を中心にけっこうな人気らしい。
改めて、日本のネームバリューの高さがうかがえる。

しかし、少し気に食わないのは公式ホームページ。

(わざわざ海外サーバーのブラウジングツールを使ってキャプチャーした)

なんと、日本からのアクセスが禁止されている。

世界的に売り出しているくせに、日本では一切表に出てこない。というか意図的に出ないようにしている。
変な日本語をバカにされるのが分かっているのか、なんとも間抜けな感じがする。

17:00 チェックイン

今度の宿はとにかくオシャレな場所だった。

ネットで見た写真もオシャレだった。
カフェ風なインテリアまとめられた共有スペースで、ヨーロッパ人の男性がMacBookをしている写真。
めっちゃ想像できるじゃん?

実際行ってみたら、
カフェ風なインテリアでまとめられた共有スペースで、アメリカ人の男性がMacBookをしてた。
まじかよ。

…彼らは日替わりで雇われてるサクラなの?

バルコニーや共有空間、フロントとすべてが洗練されていた。
ゲストハウスはどこの国でもオシャレなところが多い。
こういうところで異文化交流ができれば良いが、さすがに勇気がいる。
けん玉でも持ってくれば良かった(できないけど)。

ベッドはまた上段だった。
寝床が確保できたので、小一時間休憩してから、夜の街に繰り出すことにした。

19:00 士林夜市

台湾と言えば、というくらい夜市は観光に欠かせない。
それに、西門周辺には飲食店も山ほどあるけど、夜市で出会ったうまいもん(あるいはゲテモノ)を食っといたほうが、後々話のタネになるからね。

本日4回目のMRTに乗り、劍潭駅で降りる。
駅から出ると、すぐに市場がみえてきた。とにかく人でごった返していた。

さすが、台湾最大級の夜市だ!!

アメ横みたいな古めかしさと賑わいのある雰囲気。
若者というより、老若男女と観光客がとりあえずごった返してる。

こういうところの露店アルアルな、著作権や販売許可という概念を超越したパクリ商品が無数に売られている。
僕、うさん臭いものが嫌だから素通りしてしまったんだけど、お土産にヴィトンのパンツとか買ってけば良かったとちょっと後悔。

夜市の地下街に入っていくと、フードコートのように屋台と席がたくさん並んでいる。
地下に踏み入った瞬間、違和感を感じた。

な…なんだ…この臭い…

終電間際の都心の駅のトイレみたいな臭いがする。
オェェェェエェエエッ!臭豆腐!!!オェェェエエェエ!!

先人たちの忠告は正しかった。ただ、想像の5倍は臭い。
しかしここに来たからには回避はできない。
ガマンして夕食を探すことにする(臭豆腐を食べるという選択肢は当時の僕にはなかった)。

ひとまずパッと目に入ったので、見た目はホットドッグな、大腸包小腸というスゴイ名前の食べ物を買ってみた。
後から調べて知ったけど、これ実はもち米で包んだソーセージらしい。

見た目もどう見てもうまそうだし、50元とコスパは良さげ!

味はとっても美味でした。
が、白い部分の生地が硬すぎてぜんぜん噛み千切れなかった…
大腸の部分だけ売ってたらまた買いたい。

しばらく屋台を練り歩いていると、オバちゃんに引き留められた。

メニューを持ったオバちゃんは、キラキラした目をしながらこちらにやって来た。
「小籠包!OK? カニ・エビ、オイシイ!」
「ワンタン麺・ニュウロウ麺、オイシイ!」

キタ!!カタコトでキター!!笑

悪い気はしなかったので、オバちゃんに「水餃子、食ベタイ」と告げると、そのまま早足で店内に連れ込まれた。
席に座って、水餃子とビールを頼んだ。

が、オバちゃんはOK!と言ってくれない。
どうやら、どうしてももう一品頼んでほしいらしく、日本語のメニューを持ってきていろいろ説明してくれた。

う~ん、もうちょっと食べ歩きたいし、おなか一杯にしたくないなぁ…と思っていたが、あるメニューが目に入った。

『砂とお茶の牛肉』…?

ひどい名前だ(笑)
気になってしまったからには頼むしかない。

味は見た目通り。うん、実につまらない感想であるが、想像通りの味だった。
後々調べてみたら、沙茶醤(サーチャージャン)という調味料を直訳すると「砂のお茶」になるらしい。

ビールと炒め物と水餃子で290元。なかなか高くついたけど、まぁまずくなかったしいいか。
結局、水餃子が大量だったのと、砂のお茶の牛肉もボリューミーで、全部食べられなかった。

お腹いっぱいになっちゃったな…
ちょっと散歩して帰ろう…

時々臭ってくる臭豆腐は、今も忘れられない。
初めての夜市は貴重な経験となった。

20:30 夜の西門

台湾にきて丸一日。

台湾では日本語が話せるひとも少なくないと聞いていたが、日本語を話す台湾人を見たのは今のところ夜市のオバちゃんだけ。
というか、日本人観光客多すぎ。どこにいても日本語が聞こえる。

観光地以外のディープな場所にも行ってみようかな。と思ったり。

そういえば、台湾は日本でいう関西式のエスカレーター追い越し方法で、右側に立ち、左側から追い越す。
関西に行っても毎回思うが、こればっかりは習慣なので慣れることができない。笑

夜の西門はネオンが輝いて本当にきれいだ。
遅い時間になっても人気が多く、いろんな人がいる。

隅々まで探検して写真を撮って回りたかったけど、旅前半にして、ちょっと疲れてきた。
今日は宿に帰って休むとするか。
疲れと言っても、体力的な疲れであって、精神的な気疲れは全くない。

何をするにも一人で楽ちんだからね。

▼つづく(3日目へ)

3日目だ。今日の行き先は大体決めてある。台北に来たら行っておけ!という場所。「九分(キュウフン)」に行く!(フンは「人」べんに「分」)千と千尋の神隠しっぽい町並みがある、観光地として名高い場所だ。インスタ映えスポットとして、最近また人気が出てきている。10:10 台湾で食べる朝マック今日はぐっすり寝た。9時間か10時間くらい寝た。旅において寝坊は禁物だが、休息はそれ以上に大切。昨日は一日歩き回ったから、太ももが若干筋肉痛だった。すでに朝9時を過ぎていた。共用スペースにもドミトリーにも人はほとんどいなか...

▼当時作った動画

2016年2月2日から2月5日まで台湾にいった。それから数か月後に、旅の記録として動画を作った。題して、「台湾旅行記」。そして2年の歳月を経て、(今更過ぎるけど)ブログ記事も作ったので、ご一緒にどうぞ。1話 『はじめての一人旅』1日目の記事2日目(前半)の記事 2話 『台湾料理と市場と』2日目(後半)の記事3話 『古き良き、台北浪漫』3日目の記事4話 『さらば、台湾。 ありがとう、台湾。』4日目の記事

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