【香川】瀬戸内海に浮かぶアートでノスタルジーな島、直島

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ワールドカップの日本対コロンビア戦、香川選手と大迫選手のゴールで見事勝利を収めた。
日本中に再びサッカー旋風が起ころうとしているわけだが、いまアツいのは香川真司だけではない。

2010年に「瀬戸内国際芸術祭」が開催され、外国でも話題になったのをきっかけに、現在、年間35万人の観光客が訪れるという話題沸騰のアートな島香川県にある。直島という14㎞2のこぢんまりした島だ。

瀬戸内のあたたかな風景と現代的なアートのギャップに興味を持ち、僕は直島・豊島や瀬戸内の港町を巡る旅をした。今回は、僕が直島を訪れて目にしたアート作品と見どころを紹介する。

       

※ 香川県と香川真司選手は特に関係ありません。
この記事も香川真司選手とは特に関係ありません。
また、画像と内容は2016年12月のものです。

▼瀬戸内・豊島編はこちら

静かな瀬戸内海に、豊島(てしま)という島がある。名前の由来は定かではないが、僕は「水が豊かな島」だから豊島なんだと思っている。そんな豊島に、自然を最大限に利用した、体感型の美術館がある。一度行ったら忘れられない、奥深...

瀬戸内国際芸術祭とは

近年の日本は、高齢社会・一極集中社会というように、瀬戸内の離島も高齢化・過疎化が深刻になっていた。
そこで、素晴らしい島々の自然を生かした芸術祭を行い、国内外から観光客を呼び、島の活気と住民を取り戻そうという狙いで「瀬戸内国際芸術祭」は始まった。

会場は「高松港周辺、直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島」。基本的に瀬戸内海に浮かぶ、香川県・兵庫県の島々がメインになる。

開催は3年に1回で、第1回は2010年、2回目は2013年、3回目は2016年、そして次回は2019年に行われる。
時期は春(ふれあう春)、夏(あつまる夏)、秋(ひろがる秋)の3回に分けて開催される。“瀬戸内海の四季”を感じてもらいたいというコンセプトによるものだという。

■次回(2019年)の開催予定日
 春 4/26(金)~5/26(日)
 夏 7/19(金)~8/25(日)
 秋 9/28(土)~11/4(月)

ART SETOUCHI は、3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」とその間に取り組まれる活動の総称です。

島々への玄関口、高松港へ

高松空港から「ことでんバス」で高松駅まで向かい、高松駅から高松港までは徒歩で移動できる。
空港からのバスはのどかな田園風景を眺めながら進む。

高松港周辺はきれいに整備されている感じはあるんだけど、時々垣間見える廃れ具合がなんともエモい。

高松港からは様々な行き先のフェリーやジェット船が出ている。
乗り場、出航時間や窓口もバラバラなので、初めて来る人や外国人には難しいかもしれない。というか、英語表記は必要最低限もないくらいなので、外国人はきっと困る。この部分は危機感を感じてほしい。

やっぱりまずは「讃岐うどん」

香川と言ったらうどん!

島にあるうどん屋はかなり限られるし、出航時間まで余裕があったなら、うどん県の本土で「讃岐うどん」を食べておこう。


トッピングはやっぱり「かしわ天」だよネ。

・無駄に細かい「かしわ天」解説

「かしわ天」とは、鶏肉を天ぷらの要領で揚げたもので、「とり天」は大分県発祥の鶏肉の天ぷら、「かしわ天」は香川県独自の鶏の天ぷらの呼び方。
丸亀製麺では、「かしわ天」=むね肉の天ぷら 「とり天」=もも肉の天ぷらとして両方置いている。
「からあげ」は鶏肉を片栗粉や小麦粉だけで揚げたもので、「とり天」は水溶き小麦粉で揚げたものだ。

ふだん、うどんは丸亀製麺くらいでしか食べない僕だけど、本場の讃岐うどんはダシもうまいし弾力も違う!
ちなみに、丸亀製麺は丸亀市にゆかりがあるわけではなく、丸亀市にも店舗はないらしい。(中国産のパチモン日本ブランドみたいだ!)

直島のマップ

(地図:Google Map、編集:ぼく)

今回僕が行った場所はこんな感じ。主要な港は西側の宮浦港で、ここを拠点に、他の3つのエリアにはバスで移動するイメージだ。

直島の拠点、宮浦エリア

宮浦と書いて「みやのうら」と読む。

高松・宇野をはじめ、犬島・豊島行きのフェリーが発着する宮浦港があるので、島の中では一番栄えているエリア。
飲食店や民宿、レンタサイクルの店など、大体そろっている。

「赤かぼちゃ」

直島と言えばこれでしょ、みたいな強烈なインパクトを放つ赤いカボチャ。

宮浦港に着いて、まず目に入るのがこのオブジェ。
シンプルで真っ赤なボディと黒の斑点が特徴的な、草間彌生のアート作品。

中は空洞になっていて、中に入って顔を出すこともできる。まさにインスタ映えスポットである。

「Cin.na.mon(シナモン)」

港から歩いて5分かからないくらいの位置にある。途中、2匹の猫と会った。瀬戸内の島々にはよく猫がいると聞いていたけど、たしかにたくさんいた。

シナモンという名前とは裏腹に、外観は伝統的な日本家屋である。

1階はカフェで、2階はゲストハウスになっている。今回僕はここに泊まった。
カフェでは直島カレーとタピオカドリンクが自慢の商品とのことだったが、時間的に残念ながら食べられなかった。

宮浦港周辺には、素泊まりの安いゲストハウスや民宿がいくつかある。
ふかふかで広いベッド、清潔でサービスの行き届いたホテルに泊まりたいという方は、「ベネッセハウス」(=美術館)に泊まることもできるので要チェック!

ちなみに、素泊まりではあったが健康的な和朝食を提供してくれた。

直島銭湯「I♥湯」(アイ・ラブ・ゆ)

大竹伸朗氏がデザインしたアート作品であり、家プロジェクトのひとつで、奇抜な外観と内装の銭湯
浴室のつくりは一般的な銭湯と同じように男風呂・女風呂が上の方で繋がっているんだけど、それをまたぐように巨大なゾウが佇んでいたりと、なかなかカオス。

シャワーの蛇口、椅子、浴槽の中まで普通のものがほとんどない、ヘンテコデザインは必見だ。

ちなみに、シャンプーなどのアメニティはないので注意。

セブン-イレブンなおしま店

島に1軒だけあるコンビニエンスストア。いまとなっては珍しい、24時間営業ではないコンビニだ。
外装や店内、商品は本土と特に変わらない。

しかもセブン-イレブンなので営業時間は午前7時~午後11時かと思いきや、午前6時半~午後10時だ(笑)

午後5時半でも看板に明かりがないのもまたシュールだ。

美術館が集まる琴反地エリア

アート作品は島のあちこちに点在している。島自体は狭いが、歩いて回るのはちょっと大変。
移動は基本的に島内を循環しているバスか、レンタサイクルかしかない。バスも本数が少ないので、効率的に動き回るにはきちんと計画を立てておくことをお勧めする。

島の南部には、いくつかの美術館が集中して建っている。
島に来た人の多くはベネッセハウスと地中美術館に訪れる、というくらいメインなスポットなのだ。

スポットなのだ…が、訪れた日はすでに最終入館時間がすぎていいた…。(冬の最終入館時間は16時!早いので気を付けよう)
次の日も閉館日のため行けず。今回は外観だけとした。

「南瓜」

「赤かぼちゃ」と同じく、草間彌生による作品で、直島のシンボル的な存在。暗かったけど一応ライトアップしてくれていた。
このオブジェ、台風やら高波で南瓜ごとさらわれたり、ヘタだけさらわれたりしてしまうんだとか。

後ろの光は高松市街の明かり。海の対岸がキラキラ光ってると千と千尋を思い出すよね。

家プロジェクトがある本村エリア

家プロジェクトも回ろうと思っていたけど、「もう夜じゃん!もうやってないじゃん!」となってしまい、結局ほとんど見られなかった。

家プロジェクトは、建物がまるまるアート作品になっている。規模が大きいので日中に時間をかけてゆっくり回るのがよいと思う。

「カフェサロン 中奥」

本村エリアのさらにはずれに位置する、場所的にはかなり穴場なカフェ。

古民家をリノベーションした感じのレトロな一軒家で、おしゃれで懐かしい空間が広がっている。
店内もテーブル席のほかに、畳のお座敷や床の間を備えている。カウンター席もあり、マスターと話をしながらお酒を飲む一人旅中っぽい人や、外国人カップルが座っていた。

素材にもこだわっているようで、島で獲れた新鮮な魚介類や野菜のほか、実家のような温かみのある料理はどれも美味であった。
名物はオムライス。そして、毎日入荷できないという「島ふぐ」の天ぷらは、ふぐ初体験の僕にとって衝撃的なほどおいしかった。

直島では夜遅くまで営業しているお店が少ないので、「宿で夕食が出ない」とか「お酒を飲みながら夕飯を食べたい」という人は予約をしたうえで行ってみてほしい。

そして帰りは徒歩。トホホ。

バスのタイミングが悪く、走って島を縦断することに(汗
というのも、I♥湯に行きたかったんだけど、ここも最終入館時間があるので、これに間に合うために15分くらい走って宮浦エリアに行った。

直島はとにかく交通の便が悪い。タクシーは1台しかないらしい。しかもどの店も“日が暮れたら閉まる”が原則なので、下手したらご飯を食いっぱぐれることも。
ただ、島に行くっていうのはそういう不便さと隣り合わせで、自由じゃないことでわかる幸せもあるんだよね。キャンプと似たところがある。

次の日は朝に直島を出発し、隣の豊島(てしま)に向かった。

まとめ

そういうことで、夕方に行って朝に出るというスピード戦をしたため、満足に味わいきれなかった感はあるけど、奥深い魅力を持つ場所であることは分かった。

小さい島だけど、半日では魅力を味わいつくせなかった。せっかくなので、次回は芸術会開催中にリピート(というかリトライ)したい。
事前によく調べておかないと、足がない!営業してない!食べ物がない!と困ることになるかもしれないので、そこだけは十分気をつけてほしい。

次回は豊島を紹介する。

 

▼瀬戸内・豊島編

静かな瀬戸内海に、豊島(てしま)という島がある。名前の由来は定かではないが、僕は「水が豊かな島」だから豊島なんだと思っている。そんな豊島に、自然を最大限に利用した、体感型の美術館がある。一度行ったら忘れられない、奥深...

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