【タイ×ニューハーフショー】タイ旅行でLGBT観がちょっと変わった話

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昨今では社会規模でLGBTの話題がよく出るようになりました。そこで、僕がタイでニューハーフショーを観たときの話をしようと思います。
ニューハーフの聖地、タイでたくさんのオカマさんたちに出会って、僕が抱いたものとは…!!

       

サワディーカー!はしのです。日本は日に日に寒くなってきましたね。夏が恋しくなったらタイはいかがでしょう!タイでは1年の平均気温が29度なんですって。でもさすがに暑すぎぃ!

タイでLGBTを見直す旅

LGBTっていうのは、レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシャル(両性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害)を総称した呼び方です。

カミングアウトすると、僕は異性愛者です。ノンケです。
…え?それが普通?いやいや、そんなこともありません。世界中には性に対してさまざまな価値観を持った人がいます。大多数=普通とはまた違うんです。

LGBT最先端のタイ

僕はLGBTに関しては寛容なほうだと思っています。もちろん、実体験や身近な存在がそうだからという理由ではなく、多様性は認められるべきだと思うからです。過激な権利の主張は逆効果ですけどね。日本では最近になって街でパレードが行われたり、SNSやメディアをはじめとしてカミングアウトの機会が増えたりと、LGBTへの認知度が高まってきました。とはいえ、理解度はまだまだ低いです。

しかしタイではニューハーフをはじめとして、18種類の性別があるといわれています。「男性」でも「女性」でもない人、というのがだいぶ一般的になっています。「レディボーイ」とか「トムボーイ」とか、聞いたことがあるかもしれないです。こうした人たちは街中をふつうに歩いているし、夜の仕事以外にも普通の職に就いている人も大勢いるし、当然社会的地位もあります。タイはLGBTの最先端を行く国なんですね。

そうした価値観を手っ取り早く感じられる場所に行ってみました。

カリプソ・キャバレー(Calypso Cabaret)

タイ随一の人気を誇るニューハーフの楽園

タイを旅行している最中に、ここだけは行きたいとターゲットを絞っていた場所があります。「カリプソ・キャバレー」。アジアティーク・ザ・リバー・フロントという大型ショッピングモールの中に劇場があり、タイでも1,2を争う人気を誇るニューハーフショーが行われている場所です。
実はタイの政府観光庁の公式ページに載っているくらい有名なんです。

カリプソ・キャバレー・バンコク

バンコクからタクシーやトゥクトゥク、渡し船で来ることができます。
上演は一日2回(20:15~、21:45~)とのことなので、1回目を観覧するために早めに来て当日券を買っておき、近くの屋台やお店で食べ歩きをして夕飯を済ませておきました。

実は「映画館行く」くらいのハードルの低さ

ニューハーフショーに対して一般的にどんなイメージがあるかわかりませんが、少なくとも僕は当初、ニューハーフショーが観たい理由は「怖いもの見たさ」が強かったんです。
だってたくさんのオカマが目の前の舞台で跳梁跋扈するんですよ!?恐怖以外に何があるんです!?

ところが、思ったより格段に敷居は低めでした。
客層はファミリー(子供も大丈夫)や団体客、アジアを中心に海外旅行客、といった感じです。エンターテインメント性が非常に高いので、映画館とか、「デ○ズニーランドのパレード」くらいの感覚で笑って楽しめる感があります。もちろんクオリティーや構成は比べ物にならないくらい感じですが、観終った後の謎の感動は、他と違った清々しさがありました。

入場料は大人1,200バーツ(約4,000円)、子どもは半額です。

上演中も写真撮影はOK!

上演中は基本的に写真撮影が可能です。僕も薄暗い中、何枚か撮ったので載せておきます。

不適切なものは全く写っていませんが、慣れない方にとっては少し刺激的かもしれません。ご注意を。

1時間半くらいの間、休憩も絶え間もなく歌や踊りが行われます。非常に華やかです。華やかすぎて目がくらみます。みんな堂々と演技をしています。

かなりの美人に見える「女性」から、どこをどう見てもオッサンでしかない「女性」まで、容姿の完成度にはだいぶバラツキがあります。が、この舞台にいる人はみんな生まれたときは男性でした。神秘ですね。

たまに、男性役の女性(男性)もいます。もう、わけがわからないよ…

外国人観光客向けなのか、日本の芸者ガールや朝鮮民謡のアリラン、各国のカルチャーが次々と出てきたと思ったらマドンナが登場してきたり、観客は少々パニックです。

その後も笑いあり、涙…は流すタイミングが難しいですが、非常に愉快で最高のエンターテインメントでした。

チップを渡して記念撮影も可

公演後は役者さんたちと記念撮影ができます。記念撮影にはチップが必要ですが、50バーツ(150円)くらいが相場とのことなので、缶コーヒーおごるくらいの感覚で素敵な思い出が残ると考えたらお得ですね。

美しい人たちから手招きをされるのも悪くないです。近くで見ても本当に美しい人もいます。
でも一晩経って思い出してみると、矢島美容室のイメージしか出てきませんでした。いったいなぜでしょうか…

タイとニューハーフの関係について

タイの総人口は6700万人。日本の関東地方と中部地方の人口を足したのと同じくらいの人口です。
「タイ ニューハーフ 人口」と検索すると、複数のサイトで「タイのニューハーフ人口は30万人」と書かれています。もし本当だとすると新宿区の人口が33万人なので、新宿が全部2丁目に支配されたと考えると想像しやすいと思います。いや、想像したくないくらいカオスだな…。

そもそも30万人と言っても、ニューハーフというのはニュアンスがあいまいです。「アレ」がない人、ある人、先天的な人、最近目覚めた人、誰にも打ち明けてない人など、統計では判明しない人たちがたくさんいるはずですからね。
つまり、判明しているだけでそれほどの人口がいるとすれば、すごいことです。街のいたるところでニューハーフを見かけるはずです。

どうしてタイに集まるのか

自由の国・タイという表現もよくされますが、タイにニューハーフが集まるのには複数の要因があると言われています。
諸説ありますが信憑性のないものも多いですが、以下にまとめてみました。

  • 離婚率が高く母子家庭で育つため母親の背中を見て育つから
  • 仏教では人の体は借り物で、体と心が異なる人が生まれても仕方ないという考えがあるから
  • 貧困のため女性だけでなく男性も性風俗産業のターゲットになったから
  • 性転換手術の医師や実績件数が多く、費用が安いから
  • 風紀維持のためにニューハーフは徴兵の対象外になることがあるから
  • タイという国名はタイ語で自由の意味。性別に関する考えかたも自由だから

これ!という理由はわかりませんが、色々な要因がありそうなのは確かです。

さいごに

僕、LGBTについてはじめは「本人がそうなりたいって思ってるならいいんじゃない?」くらいの感覚だったんですよね。でもそれ以上に本人たちには葛藤や苦悩があったはず。社会的な性別や、トイレや浴場など、生物学的な「性差」は生まれたときに必ず決まってしまいますからね。

ニューハーフショーという限られた時間から彼ら(全性別を総称して)をすべて理解するのは難しいですが、こんなにたくさんのニューハーフによる舞台は日本では見られません。そこには、僕らが思っている以上に前向きで輝いている人たちがいました。
LGBT最先端の国で、新たな価値観に触れてみる体験はいかがでしょうか。

 

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