1日目は福井には海鮮以外にもご当地グルメや歴史の深い建造物がたくさんあることがわかりました。
今日は京都の海沿い名所「伊根の舟屋」、「天橋立」を観光しつつドライブしたあと、京都市内をすっとばして一気に滋賀・大津に向かいます。
昨日食べたカニ、美味しかったなー!あ~、美味しかったなぁ!!
※ 詳細は1日目・福井編を見てね!
10:00 福井・小浜を出発
いや、それにしても小浜町家ステイ、ほんとに良かったなぁ。
一棟貸しだからこそ、キッチンを自由に使って夕食と朝食を作ったり、しゃべったり笑ったりできるし、実際に古民家に暮らしているような感覚を味わえました。こういう体験って貴重だし、価値があると思います。
福井・小浜の町家に宿泊した僕らは、京都の海沿いの名所を目指して車を走らせます。朝から気持ち良く出発進行!と気合を入れた数分後、助手席の彼女はいつもどおり爆睡してました。笑
11:00 舞鶴のリアス式海岸を一望できる五老スカイタワー
リアス式海岸特有の岬や島が入り組んだ海沿いを走るのは、個人的に湘南みたいな開けた海沿いを走るより好きです。
舞鶴は明治22年に日本海唯一の日本海軍の基地、舞鶴鎮守府が設置され、軍港都市として栄えました。現在は海上自衛隊舞鶴地方隊の基地になっていて、港では護衛艦が停泊していることもあります。
僕らは今回、市街地や港ではなく「展望台」に向かいました。
五老スカイタワーがある五老ヶ岳は、近畿百景の1位に選ばれた舞鶴湾のリアス式海岸や市街地などが一望できる展望台で、車で市街地からわりとすぐいけます。
スカイタワーに登るには200円。登らなくても絶景ですが、登るとこ〜んなふうに360度パノラマの景色が楽しめます。
京都・舞鶴の五老ヶ岳公園で撮ったパノラマ写真📷
— はしのし✈旅するSE (@aotabi_) February 25, 2020
リアス式海岸とジブリ雲、最高すぎひんか。 pic.twitter.com/2Ql4xrSVKb
12:00 鳥まみれの遊覧船から伊根の舟屋の風情を味わう
舞鶴から宮津を一旦素通りして、伊根に向かいます。
伊根に向かう一本道はほぼ海の真横。しかも冬なのにめちゃくちゃ透き通ってる!
伊根には江戸時代中期ごろから建ち並ぶ、「舟屋」と呼ばれる海にせり出した民家郡が有名です。舟屋は道を挟んで向かいはそり立つ山。こんなに狭い海岸をよく漁港にしたもんだと感心します。
しかし、伊根は道も狭く町も小さいので、観光客を迎えるキャパは全然ないのですが、展望台や下道は観光客で溢れていました。
大人一人800円の遊覧船に乗ってみました。30分おき(繁忙時は15分おき)に定期運行されていて、乗船時間は約25分。伊根湾を1周まわり、海から舟屋を眺められるので乗る価値はあると思います。
鳥に注意!!
ただ、お客さんがこぞって「えびせん」をトンビやウミネコに与えるせいで、トラウマになりそうなくらい鳥に囲まれます。鳥が苦手な人にはかなり厳しいかも。
写真を撮ると必ず鳥が写ってくる…あれ、僕間違えてエサあげ船に乗っちゃったかな?
14:00 宮津の老舗ラーメン屋「あかしや」で腹ごしらえ
お腹は空いたものの、伊根で昼飯にありつくのはちょっと難易度が高いです。宮津まで戻って「道の駅 海の京都 宮津」から歩いて1分の場所にあるラーメン屋に入りました。
昔ながらの醤油ラーメンや味噌ラーメン、塩ラーメンがあります。僕は野菜ラーメン醤油味+チャーシュートッピング+大盛りを注文。1020円。
スープは飲み干せるくらいあっさりしていて美味しく、絶品スープにストレート麺と野菜とチャーシューが完璧にマッチしていました。外の寒さと相まって、心も体も温まりました。
ご主人に話を聞くと、このお店は創業47年、そしてなんとご主人は御年72歳!
ご夫婦でお店を続けているそうですが、体力的なこともあり営業時間や定休日はまちまちらしく、この日も16時に閉店するそうでしたので、来店の際は電話で確認してみてください。
15:00 天橋立をちょっとだけ歩く
腹ごしらえをしたので天橋立へ向かいます。
天橋立周辺の駐車場料金は1日500円〜1000円ですが、中心から離れるほど安いというわけでもなく、安いところは駐車台数が少ないです。600円という看板を持った人が立っていたりするので、素直に妥協しましょう。
天橋立は日本三景のひとつで知っている人も多い観光地ですが、海の上に松並木の細長い砂浜が伸びている変わった場所です。全長3.6kmの天橋立は端から端まで歩くことができます。
ただ、お腹いっぱいだったので、ちょっとだけ歩いて引き返しました。笑
16:00 天橋立ビューランドでマタノゾキスキー
写真でよく見る、海と松並木のよく見える天橋立の景色は、飛龍観と呼ばれる高台で、現在は天橋立ビューランドという施設になっていて、リフト・モノレールを使って行けます(往復チケット大人800円)。
山頂では股のぞき台なるものが設置されています。天橋立では昔から、股の間から海の方を見ると、海と空が逆転して龍が昇っていくように見えることから股のぞきという遊びがされていたとか。ほんと、昔の人って考えることが面白いですね。
展望台の他にも、小さい観覧車やミニSL、サイクルカーなどがありプチ遊園地になっています(それぞれ別途料金がかかります)。下山するリフトやモノレールは行列になるので下山は余裕を持ったほうがいいかも。
下山したら天橋立を後にし、今日の宿のある大津まで向かいます。2015年に開通した京都縦貫道で、宮津から京都市方面まですんなり行けました。京都市内をスルーして滋賀の国に入国します。
19:30 本日の宿「大津町屋の宿 粋世(いなせ)」へ
あれ?また町家?
そうです、また町家です。昨日は旧料亭をリノベーションした一軒家タイプの町家でしたが、今日は米問屋を営んでいた町家で、部屋数も多く広めです。
昭和8年に建築された町家を改装した宿ですが、柱や窓枠、箪笥など以外はピカピカで、まさに朝ドラのセットの中にいるよう。
この日は新型コロナの影響で予約のほとんどがキャンセルになってしまい、一番グレードの良い「離れ」の部屋に変えてくれました。
この宿はゲストハウス形式の宿で、1階の大きな居間では宿泊者が集まって話ができるような大きなコタツがありましたが、残念ながらこの日は誰もいませんでした。
20:30 居酒屋「おで湖」で語りこむ
夕飯は粋世の女将さんにおすすめされ、歩いて5分くらいの場所にある居酒屋「おで湖」へ。こちらも築100年以上の町家を改装した趣ある居酒屋さんです。
生ビール(プレモル)とおでんランダム3種のおで湖セットをはじめ、からあげ、卵焼きなど食べ物はどれを食べても美味しく、僕の中の「京都と滋賀の飯は味薄くて微妙」というイメージを払拭してくれました。
特に生ビールにはかなりこだわりがあるそうで、県内に11店舗しかないサントリーの「神泡超達人店」に認定されている繁盛店だそう。
そんなおで湖にもコロナショックは来ているようで、21時半頃には他のお客さんもほとんどいなくなってしまい、同年代くらいの店員さんといつしか話しこんでいました。くだらない下ネタから人生の深い話、滋賀のオススメの名所を教えてもらったりしていたら、かれこれ1時間半くらい他愛もない話をしていました。非常に楽しい時を過ごせました。