ブリやホタルイカで有名な富山県・氷見の海沿いで、とってもおしゃれでかわいいカフェに出会いました。
時間がゆっくり流れる素敵なお店とご家族。見た目も味も美味しいドリンクとフードにすっかり心打たれました。
どうも。はしのです。今日はいよいよ新元号の発表ですね!!
このまえTwitterでバズツイートに便乗したら派手にバズりました。こんなのはじめて・・・//▼バズってた筒井康隆の小説っぽいツイートに便乗して村上春樹の小説っぽく続けた僕のツイート
――僕は奇妙なニュースが流れるテレビを消し、浴室から出てきたガウン姿のガールフレンドに話しかけた。
「夏になったら、シルビアに乗って湘南までドライブに行こう」
僕は時間の終わりが何を意味するのかがわかった。窓の外では、エルヴィス・プレスリーの「サスピシャス・マインド」が流れていた。— はしのさん (@tatsugooon) 2019年3月29日
世の中、何が起こるかわからないですね。
なにもない氷見駅に降り立つ
さて、JR氷見線で氷見駅にやってきました。
土地勘のない観光客の分際でこんなことを言うのは地元の方には大変申し訳無いのですが、控えめに言っても氷見駅周辺は何にもありません。なんっにも。
一応、氷見市内には藤子・F・不二雄氏にまつわる潮風ギャラリーや、氷見港の場外市場と一体になった「道の駅 氷見」があったりするんですが、徒歩で行くには遠く、バスやタクシーも数が少ない。観光列車に乗るためになんとなく寄ってしまったがために、時間もありませんでした。
氷見線自体かなりローカルな路線なので仕方ないといえば仕方ないですが、それにしても「駅前でちょっと時間を潰したい」というニーズを満たすことは限りなく不可能な、そんな駅です。
うみねこだらけの氷見海岸
しかしそんな氷見駅から歩いて行ける、最高に楽しいアミューズメントスポットが1つあります。
ここ!氷見海岸。
氷見海岸は、天気のいい日は東方面に「立山連峰」を海越しに眺めることができ、西から北方面には能登半島が眺められます。
一番の目玉はこれ。この日たまたまなのか常になのかは不明ですが、ここ氷見海岸には「うみねこ」がめちゃくちゃたくさんいました。
猫みたいな鳴き声が特徴的な海鳥のうみねこですが、こんなにたくさん見るのは初めてです。小さい子供うみどりも群れになって歩いています。
うみねこの習性はよくわかりませんが、集団で波打ち際に向かってジワジワ歩いていって波に乗って沖に流されていく様子が非常にシュールでした。それとも背後で写真を撮る人間を警戒していただけなんだろうか(笑)
氷見海岸で見つけたおしゃれカフェ「Umineco Coffee」
お店と家族がかわいすぎる
2017年にオープンしたばかりの新しいカフェ、「Umineco Coffee」さんは氷見海岸から道路を挟んで向かいにありました。電車の時間まで40分くらいあったので、時間つぶしがてら氷見のおしゃれカフェに行ってみることにしました。
かわいいうみねこマークの描かれた入り口からお店に入ると、4歳か5歳くらいのボーダーの服を着た男の子が出迎えてくれました。
そしてカウンターには、これまたボーダーの服を着た若いおしゃれなご夫婦。どうやらご家族みんなで営業しているようです。全員同じ服という仲良しっぷり!
オープンしたばかりのため、店内もほぼ新築で、爽やかな青で塗られた壁や吹き抜けの2階席など、色の配分や内装の造りにはかなりのセンスを感じます・・・!!
お店の奥様と、海岸にいたうみねこについて、僕たちがどこから来たのか、お店の雰囲気が素敵すぎる件について世間話をしました。
奥様はもともと富山出身ではないそうで、旦那様の地元の氷見で暮らしながらカフェを営むことを決めたそうです。なにもかも素敵すぎ。
ドリンクとフードがかわいすぎる
僕らは窓際の席に座って、僕はホットココア、一緒に行った彼女はホットコーヒーを注文しました。一緒にマフィンも頼んでみることに。
このときは店内には僕たち以外にお客さんはおらず、お店の男の子は「お客さん来ないか見張っててね~」という任務を背負い、外が見える席でお店の手伝いをしていました。なんて偉くてかわいいんだろう・・・
しばらくしてドリンクとマフィンが来ました。
かわいいマキアートが描かれたホットココアと、Umineco Coffee特性のマグカップに入ったホットコーヒー。ドリンクにはチョコレートがおまけでついてきました。
どれも期待を3倍くらい上回るクオリティーでした。期待してなかったという意味ではなく、1品1品のメニューに込められた強いこだわりを感じたし、こんなにプレートにいろいろ乗った「マフィン」を初めてみたからです。
見てのとおりなので味は言わずもがなかもしれないですが、美味しかったの一言に尽きます。どうしたらこんなに美味しいものが作れるんだろう・・・
・・・と、そんな一息ついたところで電車の時間も迫ってきていたのでおいとますることに。
優しいご家族、静かできれいな店内、美味しい食べ物に囲まれて、本当に帰りたくないと奥歯を噛みました。ぐぬぬ。
氷見に来たなら寄ってみて~!
都会の飲食店、特にカフェは、基本的に人でごった返していてサービスもどうしてもシステマチックに感じることもあります。
そんな機会的なサービスに飽きてしまったら、氷見でノスタルジーな風景を味わいながらUmineco Coffeに立ち寄ってみてはどうでしょうか。
氷見は(駅周辺を除けば)他にも素晴らしい場所ばかりです。
まとまった時間があって移動手段もあったらもっと他の場所にも寄りたかったなぁ、と思います。男の子が大きくなった姿を見るためにも、また来ようと思いました。
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