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【山陰山陽ひとり旅】1日目、岡山〜鳥取〜島根(倉敷・足立美術館・玉造温泉)編

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中国地方を車でぐるっとひとり旅してきました!!
1日目は岡山・倉敷から鳥取・米子、島根・松江周辺を見て回りました。いきあたりばったり、行きたいところに全部行くよくばり旅の様子をお送りします。

お久しぶりです!はしのです!
過ごしやすい陽気になってきましたね!まさに旅日和!!

訪問時点(2020年9月末)の情報です。
感染症の影響により営業情報は変更がある可能性があります。

(投稿時、山陰山陽のことを三陰三陽って書いてました。三陰三陽は薬学用語なんですね…すみません。)

1日目の前夜に山梨を発ち、夜行バスと在来線と新幹線を乗り継いで、朝8時に岡山県は倉敷までやってきました。
出発前日までは始発で出発して昼過ぎに倉敷に着く予定だったのに、急遽夜行バスに変更して朝に着いちゃいました。これぞ臨機応変旅。

08:30【岡山】男ひとりでも楽しめる「倉敷美観地区」

倉敷に来たからには美観地区に向かいます。倉敷には歴史的な町並みやおしゃれなカフェ、美術館などで溢れているので、歩くだけでも退屈しません。ちなみに僕が倉敷に来るのは2回目です。

すっかり晴れて気持ちのいい朝なので、朝食を食べにカフェにでも入ろうと思いましたが、朝早すぎるのと、月曜日なのと、臨時休業中だったりでしまってる店ばっかりです。

というか信じられないくらい美観地区がガラガラでした。なんでもかんでもコロナと関連付けたくないですが、影響を感じざるを得ないほどの閑散っぷりです。

せっかく美観地区まで来たものの、大原美術館は定休日だったので完全に手持ち無沙汰。

ひとりで川舟乗れるモンっ!

とりあえず前回乗れなかった川舟に乗ろうと思い、始発の9:30の便で予約しました。乗船料は一人500円。
僕と同じ船に同乗するのは女子3人組と女子2人組でした。しかも一人で先頭に座ることに。あ、同情はいりませんよ。

船頭の方による倉敷の歴史や名所の解説を聞きながら、ほぼ無人の美観地区の川を15分くらいかけて往復します。一方通行な解説にならないように、お客さん1組ずつ「どこから来たの?」と聞いてくれたりしました。

美観地区周辺の建物やまちづくりには、後述する「倉敷紡績の大原家」という大富豪の影響がかなり大きく、お屋敷や美術館が建った背景を知るとまた面白いんだそうです。

アイビースクエアで倉敷と紡績の歴史を学ぶ

お一人様で川舟を堪能したあとは、倉敷アイビースクエアに行きました。
倉敷を語るには外せない、倉敷紡績所(元クラボウ)だった歴史的な建造物を利用した観光複合施設です。ホテル、レストラン、体験工房などがあり、敷地には自由に入れます。

レンガ造りでツタのはった建物を見るだけでも楽しいですが、時間に余裕があったので倉紡記念館の見学もしてみました。ホテル宿泊者は無料で見学でき、一般は300円です。

日本にも産業革命の波が来て倉敷が発展していく様子や、その発展を支えた人物についての文献は読んでいるだけで面白いです。実際に使われていた機械やミニチュアも多いので、子どもや歴史に疎い人でも楽しめそうです。見学時間は40分ほど。

ランチは行きつけの「有鄰庵」で

前に倉敷に来たときにもお邪魔した有鄰庵でランチをいただきます。
名物は「たまごかけご飯ランチ」なんですが、今回は数量限定の「猪肉しゃぶしゃぶ丼ランチ」(1800円)をいただきました。

なかなか食べる機会がないイノシシの肉。有鄰庵では新鮮で良質な猪肉を提供しているらしく、くさみも癖も一切ないので、豚肉と言われてもわからないくらいでした。肉厚で柔らかくて、オリジナルのソースも絶品です。

定食にはドリンクとデザート(しあわせプリン or パンナコッタ)がついてきます。画像はしあわせプリン。

いざ!レンタカーで鳥取方面へ!

と、こんな感じで倉敷美観地区を十分堪能したので倉敷駅前でレンタカーを借ります。ここから2泊3日のドライブ旅がスタートします。
「ひとり旅でレンタカーとか贅沢すぎたかな?」と思いつつも、瀬戸内海側から日本海側への移動はほぼ車でしかできないので仕方なく。まぁ、運転は好きなので全然おっけーです。
しかも今回の車はマツダ・デミオ!最近僕の中のマツダの株が上がっていたのでラッキーでした。

15:00【鳥取】鳥取県初上陸!米子駅前で記念写真

ナビを頼りに高速道路をわけもわからず乗り継いでいるうちに、鳥取県の看板が見えました。中国地方の山間部の高速道路は車も少なく景色もいいのでかなり心地よかったです。

(鳥取の方には申し訳ないですが…)正直、鳥取には特に行きたいところがなかったので、とりあえず米子(よなご)駅前にある「銀河鉄道の夜」のモニュメント前で写真を撮るだけのために上陸しました。
なんでも鉄道発祥の地だそうで、「銀河鉄道999」とは関係ないみたいです。そういえば山陽新幹線の発車ベルがゴダイゴでテンション上がりました。この話も全然関係ないですけどね。

15:30【島根】日本一の庭園と名高い「足立美術館」へ

米子からはほど近いものの、ここからはもう島根県安来市。鳥取さようなら。

なんでもこの足立美術館は、アメリカの雑誌で17年連続で「日本一の庭園」という称号を受けている美術館ということで、行かざるを得ない!と思い行ってみました。

入館料は、田舎の美術館としてはなかなか強気な2300円。ですが口コミを見ると「高いけど後悔しない」と口を揃えて書いてあります。期待はしながらも半信半疑でチケットを購入し入館。
館内は庭園を鑑賞するエリアと美術品を鑑賞するでだいたい半分ずつになっているようで、鑑賞時間はどんなに短く見積もっても1時間とのこと。

お、入館するとすぐに庭園エリアなんですね〜。
ちょ…、っていうか…

えっ…!!!??? ハッ???!!!

なにこれ、綺麗すぎん??
奥にある山や滝も考慮して、奥行きが出るように配置された木々や丘。枯山水には乱れはおろか、虫や落ち葉の一枚すら見つけられません。どこを見ても絵になり、どこを見ても落ち着く。しばらく呆気にとられてしまいました。

なんでも、庭園にある800本の赤松の一本一本まで徹底的にこだわり、太り過ぎたり状態が悪くなった際に取り替えられるように400本のスペアがあるんだとか。
また、雨の日も雪の日も毎朝開館前に従業員全員で1時間清掃するそうです。ひえぇ…こだわりが凄まじい…。

広い庭園は永遠と見てられるのでボチボチ写真を撮って進んでいきます。四季折々の景色も見てみたいなぁ。

本館の2階や別館では横山大観をはじめとした戦前ごろの日本の近代画家・現代画家の作品が数多く展示されていて、こちらも見応えたっぷりです(美術品は撮影NGでした)。

18:00【島根】松江城の入口で記念写真

宍道湖に沈む夕日をあとちょっとのところで見逃し、ほぼ日が暮れた頃に松江に到着しました。

松江城は夜になるとライトアップされるとのことだったのですが、駐車場が見つからなくてお堀の周りを一周した挙げ句、駐車場は17時で閉まってしまっていました。
時間がないので入り口からちらっと見える天守閣と、堀尾吉晴公の銅像の写真を撮るだけにして宿に向かいました。

19:00【島根】平安時代からの名泉、玉造温泉

古くから「神の湯」と言われるほどの美肌の聖地の玉造温泉。ここに男一人で行くのもなんだか滑稽ではありますが、せっかく出雲に参るんだし、なんだかんだ行程上都合のいい場所にあったのでここに泊まることにします。

温泉街は川沿いに足湯があったり遊歩道が整備されていたりして美しい街並みです。

本日の宿、温泉ゲストハウス「翠鳩の巣」

温泉ゲストハウス、ってなかなか聞きませんよね。
ゲストハウスといえばリーズナブルでシャワーや休憩スペースが共用の宿のことをいいますが、この宿では源泉かけ流しの温泉が共用になっています。

ん?温泉が共用って普通の温泉旅館も一緒じゃね?って思いますよね。そう、一緒なんです。普通の旅館と何も変わらないし、設備も揃っていて広い和室と広縁(窓側のテーブルがある謎のスペース)もちゃんとあるのに、旅館より断然安い。

素泊まりプランでGoToキャンペーンも適用したことで1泊5,000円以下で泊まれました。

地元感ある食堂「たかしま食堂」

素泊まりなので夕食は玉造温泉の近くで探しました。宿の近くにあったいい感じの食堂にお邪魔してみます。

ラーメンから揚げ物、おでんなど食べ飲みにちょうどいいメニューで、生ビールと一緒につくねやふぐの唐揚げ、ポテサラなどを適当に食べながら今日の旅のふりかえりと明日のプランを立てました。

料理はどれも美味しかったです。
が、ひとつ欲を言うと、おつまみの種類は結構揃ってるのにお酒のバリエーションが少なめです。遠方からの観光客も来るだろうし、地酒とかおいてくれたら高くても頼んじゃうのになぁ。

お腹を満たしたところで玉造温泉街を浴衣と下駄で一人カラカラと散歩して、宿に戻りました。

明日は朝早く起きて出雲大社へ向かうとします。

【山陰山陽ひとり旅】2日目前編、島根〜広島(出雲大社・厳島神社)編

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