ぷるっぷるの見た目で、インスタ映え必須のスイーツが山梨・北杜市にある。
日持ちせず持ち帰りも配送もできないので、その場に行ってその場で食べるしかないうえに、1年のうち約40日限定で販売され、ほぼ午前中に完売するという、レア中のレアな幻のお菓子、それが水信玄餅だ。
今年の販売期間は6月2日~9月30日!急げ!!(まだ売ってない)
金精軒本店は尾白川(おじらがわ)のふもと、甲州街道台ヶ原宿という宿場町にある。
近くにある尾白川渓谷は有名な清流で、川沿いでは紅葉狩りやバーベキュー、川遊びができて年中楽しめる。
しかしアクセスはそこそこ悪く、車で中央道・小淵沢I.Cから約13㎞の場所にある。電車で来るならJR中央本線・長坂駅からタクシーで15分。
訪れた日は水信玄餅の販売初日。混んでいるときは11時にはなくなるという噂を聞いていたのに、のんびりしすぎて11時すぎに到着した。というか、甲府から下道で来たら想像以上に遠すぎた。
幻の水信玄餅は半ばあきらめつつ、警備員に誘導されて車を駐車場に停める。店の前でお兄さんが整理券を配っていた。
「まだ水信玄餅食べられますか?」と聞くと、
「食べられますよ~!今日は珍しくあんまり混んでないので待ち時間もなくご案内できます!」とのこと。
なんと!初日は意外にも空いていた。
スムーズに入店し、中庭のような場所に入っていく。
原料は水と砂糖と寒天だけ。保存料やその他もろもろの魔法の材料を一切使わないため、常温で30分以上放置すると離水して形が無くなってしまうんだとか。
南アルプスと八ヶ岳に囲まれた場所の水が、おいしくないはずがない。添えられている特製黒みつときなこにも、相当なこだわりを感じる。
まさに、幻のスイーツである。
つめたい緑茶とセットで300円(2018年から500円に値上げになるそう)。
正直、ビジュアル的にも技術的にも500円でも安いくらいに感じる。
しかしこの透明感、
である。
口に含んだ時の感触は、”固形の水”といった感じで、氷でもないし、ゼリーでもない。味のほうは、砂糖と寒天が入ってるけど、甘みもなく、まさに”固形の水”みたいな味。
でも、信玄餅で有名なお店なだけあって、黒みつときなこが加わることで、文字通り「水信玄餅」を食べているという実感を与えてくる。
残念な点を挙げるとしたら、形がキレイすぎて食べるのがもったいないのに、時間とともに形が崩れてくるのでチビチビ食べられないという点くらいかな。
話題性もあり、そこはかとなくリア充を感じられるので、夏の行楽ついでに食べてみては。
2018年の販売期間
2018年の販売期間は 6月2日~9月30日 の、祝日を除く土日限定の販売。
9時開店だが開店前から並ぶこともあり、日によっては午前中に完売。
本店と、韮崎店(仮店舗)でも販売するらしいので、訪れる際は要チェック。
↓詳しくはこちら。
ちなみに、金精軒本店の向かいには、山梨を代表する日本酒『七賢』の蔵元がある。日本酒の試飲や酒蔵見学ができ、カフェも併設している。
日本酒好きにヒジョーにおすすめ。
名所情報
住所山梨県北杜市白州町台ヶ原2211
営業時間09:00~18:00(木曜休)
マップ
(2018年05月14日現在)