静岡県にすっぽりと収まった駿河湾は、最大で2500mの深さがあり、日本でいちばん深い湾だ。
そんな駿河湾でしか獲れない魚介類に「桜えび」がある。
桜えびは200m以上の深海に生息しているため、日本では駿河湾でしか獲れず、3~6月と10~12月にしか漁が出来ないため、日本ではレアな食材である。
桜えびで有名な由比港からほど近い「富士川楽座」に、絶品かき揚げはある。
僕の地元は静岡県、富士市。
日本一の高さをもつ富士山、日本一の深さをもつ駿河湾、日本一の幅をもつ富士川、日本一の湧水量の柿田川に四方を囲まれて育ち、いずれは僕も何かの日本一に…と野望を抱いている。
そんな日本一の海にいだかれて育った僕だけど、昔から海鮮系は苦手で、今でも生魚や軟体動物(イカ・たこ)は好き好んで食べなかったりする。(でも回らないお寿司は大好き)
干物日本一の沼津や、マグロ日本一の清水を近隣にしながら、家族で行くのは大抵「かっぱ寿司」だった。しかも、生ものが食べられないから「たまご」、「いなり」、「マヨコーン」が定番という。
富士山を一望できる道の駅「富士川楽座」
富士市にある道の駅「富士川楽座」は、東名高速道路の富士川S.Aからも一般道からも入ることが出来る商業施設。
中にはプラネタリウムやプチ科学館、さらには2017年に完成した高さ60mの「フジスカイビュー」という観覧車があり、静岡県東部の新観光名所となりつつある。
静岡土産やごはんはもちろん、遊べる道の駅、というのは長い長い静岡県を東名で通過するときにはいい気分転換にもなりそう。
そして観光客にとってなんといっても富士山がドカンと見える、というのは最大のウリだと思う。
静岡から見える富士山は、ボコッとしている穴(宝永山)がかっこ悪いと言われることもあるんだけど、静岡県民からすると、あれは富士山の象徴的な、福山雅治の泣きボクロ的な、なくてはならないアイテムなんだよ…!と常々思っている。
県民にとっては、あの形こそが富士山なのだ。
静岡側の富士山をもっと堪能したいなら、薩埵峠(さったとうげ)や三保松原、田貫湖もオススメ。
三島にもスカイウォークという日本最長のつり橋が2015年に完成したり、富士山観光の需要は今後も高まりそうで、うれしいばかりだ。
ちなみに、僕も去年のGWに、おばあちゃんと弟と仲良く観覧車に乗りにいった。
値段は1人700円とそこそこするが、富士山と富士市街、駿河湾を360°眺められるのは、なんだか不思議な感覚だった。
富士山フードコートテラス
話は富士川楽座に戻り、3階にあるフードコートを紹介したいと思う。
このフードコートは、6店舗のレストランが集まった場所で、窓際の席からは富士山がきれいに見える。
僕が「これはうまい!!!」と思った桜えび料理が、The鐘庵の「桜えびのかき揚げ」だ。
この大きさで350円と、わりとリーズナブル。
サックサクでありながら無駄な材料を最小限に抑え、たっぷり入った桜えび!!
味付けはほとんどされておらず、素材の味+味の素で食べるという、非常に通な感じのするかき揚げなのだ。
天丼にすると天つゆで食べることもできて、お蕎麦とセットで桜えびそば(700円)にして食べるのもおすすめ。
それと、生しらすもおすすめ。(こっちは「すし道中 やじ喜多」だったかも)
いや、訂正しておこう。
全部おすすめ。
静岡県に来たときは炭焼きレストラン「さわやか」ももちろんおすすめだけど、富士川楽座もおすすめです。
道の駅 富士川楽座
営業時間 | 08:00~21:00(無休) |
公式ホームページ | www.fujikawarakuza.co.jp |
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