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【香港】男人街あるき・香港一高いビルからの夜景(九龍編)

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卒業旅行でタイに1週間滞在した我々は、帰国する中継点として、再び香港にやってきた。行きは香港島・中環をメインに回ったので、帰りは九龍を中心に巡ることに決めた。

九龍の街並みは、中環とは違った良さのある大都市だった。

【お知らせ】記事が紹介されました!(2020年3月4日)

情報サイト「きらッコノート」の「異国の文化に触れに行こう!介護士さんにおすすめしたい海外旅行特集」にて当記事が紹介されました!

空港からバスで市街地へ

行きの香港観光ではエアポート・エクスプレスを使ったが、今回も使うのはさすがに出費が痛いし、今回の乗り継ぎは12時間弱と、時間に余裕がある。

なので九龍へはバスで向かうことにした。
バスのチケット売り場は混雑していたけど、本数も行き先も多いので比較的スムーズに乗車できた。

エアポート・エクスプレスは高速なうえ、市街地周辺は地下に入ってしまうのであまり景色を見ている余裕がなかった。
バスはゆっくり景色を見られるし、運よく2階席の一番後ろを確保できたので、のんびりと四方を見渡せた。

しかも今日は天気も良くてわりと遠くまで見えるぞ!!

ジャッキー・チェンが思い浮かぶ派手な看板

市街地周辺までやってくると、景色は一変し中高層の建物ばかりになる。

九龍周辺は、ニューヨークほどではないにしても、ある程度碁盤の目のように街が作られているのでブロックごとに整然とした区画になっている。
大通りは大通りでまっすぐ縦横に並んでいるし、ビルもそれに沿ってきれいに建ち並んでいる。

通りにはたくさんの飲食店や小売店があって、大きい看板から小さい看板までこれでもかというほど飛び出している様子が、実に香港らしい風景でもある。
いまにも二階建てバスからジャッキー・チェンが飛んで看板をつたっていきそう。

ただ、こんなにも大量に看板が並んでいるのに、なぜが見た目がワチャワチャゴチャゴチャしていない。
いや、ゴチャゴチャではあるんだけど、汚く見えないというか?

そういえば、香港には電線がほとんどないな。
台風が多いこと、香港自体が近年になって急激に栄えたこともあって、電気・ガス・水道・インターネットなどは全て地中で管理されているようだ。
電線がないだけで、日本の街並みよりもスッキリした印象になるんだなぁ。

東京も、オリンピックに向けてもう少し整然とした景観になってほしいものだ。

バスを降りて、昼食(中華)

昼食はその辺を歩いて見つけた、観光客は来なそうな中華料理屋に。

メニューは写真なしの中国語オンリーで構成されていたので、なんとなく漢字の構成で選ぶことになったわけだけど、ランチセットがある的なことは店員さんとの身振り手振りの会話で理解できた。

「牛油果なんちゃら」というメニューを頼んだ。
牛と油って書いてあるし、ごま油かオイスターの効いたホイコーローみたいなのを想像していたら、アボカドと鶏肉を甘辛風味に炒めたものが出てきた。あれ、牛肉入ってねぇ!

なるほど、牛油果はアボカドという意味なのか…。
しかもすごい量。うまいけど。

パチモン祭りな男人街

香港の観光名所で、「男人街」「女人街」というのをよく耳にする。

いかにも怪しげなネーミングだけど、別に怪しいところではない。(いや、怪しくないわけではない)
言うなれば、圧倒的な安さと物量のあるディープな「フリーマーケット」。

散策しながら男人街を見て歩くことにした。

ラルフローレンのロゴをあえて見ないで作ったのかな?って感じのロゴが入った激安ポロシャツや、プラスチッキーな見た目のダニウェルウェリントンのロゴ入り時計が並んでいる。

お店の人もめちゃくちゃラフだ。
すぐに「ニッポンジン?」と話しかけてきては、何にも交渉していないのに値札から割り引くから買おうぜ!とジェスチャーしてくる。

タイのカオサン通りで100円くらいの激安Tシャツを見てきたから驚きはなかったけど、デザイン的にはこっちの方がぶっ飛んだものが多い。
洗剤の売り文句を抜粋したような奇天烈な日本語がプリントされたTシャツがあったので、先輩のお土産に買っていった。

香港でもガジェット類は人気なようで、秋葉原のように電気小物が無数にあるお店もある。ただ、秋葉原といえばPC周辺のわりと実用的なアイテムが多いイメージがあるけど、ここでは「LEDで日本語(ひらがな)が表示できるUSB扇風機」とか、使いどころがわからないものが多かった。あくまでも“お土産”という扱いなんだろうか。

おもしろ日本グランプリがあるとすれば、これもかなり秀逸である。

「メイソウ miniso」

どう見てもユニク◯のロゴから着想を得たような看板。
そして店内もユニクロやダイソーにそっくりで、安っぽい雑貨が3~400円で売られている感じだ。

店内のあらゆるものが、(すごい見たことある…)なデザイン。下着類はパッケージも含めて潔すぎるほどユニクロに寄せている。そしてちゃっかり日本語で書いてある。
ボクサーパンツとショートパンツ(トランクスと書きたかったのかな?)があるけど、説明文がどっちも一緒で、ショートパンツにもボクサーって書かれちゃってたり。

オリジナルの商品もなかなかの品ぞろえだけど、普通に日本から仕入れたお菓子とか雑貨も置いてある。だから余計にたちが悪い。

ちなみに僕も試しにボクサーパンツを1枚買ってみた。
値段はユニクロよりも2割くらい高いけど、伸縮性も吸水性も抜群に悪くて、なんか丈が短い…

ネタお土産として割り切るしかない。

商品裏には日本の住所(銀座だけど、本当?)も記載されている。企業名は「名創優品」。無印もパクってんじゃねーか!!笑

レジには「Japanese Designer Brand」の文字も。ほんとかな~?
日本企業もメイソウ(迷走)しちゃってんなー…って香港市民に思われかねないぞこれ。…とはいえ、お客さんの入りを伺うところ、市民にはかなり人気のようだ。

中国ではほかにも「ユビソオ(優質優品)」というメイソウそっくりの店があったりするらしい。なんともボキャブラリーが乏しすぎる。
最近日本にも逆輸入されて、高田馬場・池袋・渋谷に店舗があるんだとか。見つけたら寄ってみたい。

あと、定番のこの店「Superdry 極度乾燥(しなさい)」もあった。

工事現場の足場が驚愕の素材

香港には100m以上の高さのビルが2500棟以上あるという。

その中でもダントツで高いビルが環球貿易広場(ICC)。
高さは484mもあるが、建設に2002年から2010年まで、8年の歳月がかかったという。
ただ、それだけかかるのも納得のいく理由がある。

これを見てほしい。

なんと、ビルの足場が全部竹で組まれている。
ここだけではなく、香港ではあちこちで竹の骨組みを見かける。というか、逆に鉄の足場は香港にないと思う。

この辺では長くて丈夫な竹が採れるとか、竹が湿度を吸って頑丈になるとかで、古くから建築現場の足場になっていたという。
ちょっとした建物ならまだしも、超高層ビルの建築にも竹しか使わないというから頭がおかしい。

たまたま、まさに今骨組みを組んでいるという場所に出くわした。
大工さんたちはホイホイと長い竹を持ち上げてはひもで縛って、みるみると建てられていく。唖然だ。

竹を足場に建築…マインクラフトかよ。

環球貿易広場(ICC)の展望階へ

歩き疲れたので、旅の味方・マクドナルドで軽く休憩して、今夜のメインイベント、香港で1番高いビルの展望台に向けて歩いた。

環球貿易広場(別名:ワールドトレードセンター、ICC)」は、地上484m・118階建てで、世界で4番目に高く、香港で1番高いビル。こんなに高いのに4番目というのだから、世界は広い。

世界一高いビルはドバイにある「ブルジュ・ハリファ」 高さ 828m ※軒高は636m
日本一高いビルは大阪にある「あべのハルカス」 高さ 300m

下から見ると、首が痛くなるくらい高い。開いた口もふさがらないので、顎も痛くなる。
ちょうど辺りが暗くなってきて、周囲の明かりがつき始め、ビルのライトアップも始まった。

九龍駅と直結しているICCは、下層階はショッピングモールになっている。
休日は市民や観光客でにぎわうのかもしれないが、水曜日の夜はとてもがらんとしていた。飲食店やお店だけではなく、展望台の受付やエレベーターもほぼ貸切状態だった。

スカイ100という展望台、地上100階、393mまで登っていく。
入場料はHK$168(大人)。

キター!!!

 

Hashino Tatsuyaさん(@tatsugooon)がシェアした投稿

展望台からは南側と西側の景色が見られる。ただ、もう半分は要予約?貸切?のレストランらしく、360度大パノラマというわけではない。笑
とはいえ、400m近い高さから眺める香港の街は格別だ。

あと、ガラスが反射するので写真撮影は難しい。柱の陰でうまく反射を抑えて頑張って撮影した。

それと…これは完全に人によると思うけど、香港の景色は下から見ても“めっちゃきれい”なので、わざわざ上から見る必要もない気もしないでもなかった。

「香港の夜景、上から見るか?下から見るか?」は、あなた次第。

鼎泰豊、香港店でディナー

しばらく夜景を堪能し、お腹が減ったので夕飯を食べに行くことに。

行きのときにも食べたが、また台湾料理。
しかも、台湾に行ったときにも食べた鼎泰豊である。

▼台湾ひとりたび 2日目・前半

目覚ましで設定した時間より1時間も早く起きてしまった。2日目が始まった!とはいえ、台湾の街を歩くのは今日が初めて。だから実質1日目。荷物を整理して、顔を洗って、朝食会場に向かった。8:10 ドミトリーの朝食窓の外を見ると、あ...

ICCから鼎泰豊のあるショッピングモールまで距離があったので、わざわざタクシーを使った。
九龍駅と直結していて空港へのアクセスは抜群だったから、ICCで食べてもよかったんだけどなぁ。言いだしっぺは僕なんだけど。

まぁ、中華っぽい料理が食べられればなんでもよい。
いかんせん、発展途上な場所を旅して精神衛生的に疲弊していた僕らは、安心して口に入れられる場所を求めていたのかもしれない。

肉汁たっぷりの小龍包と、リブ肉のチャーハンを食べた。

A21のバスで空港へ帰る

ショッピングモール前の大通りから、空港行きのバスに乗る。

香港はバスもタクシーも本当に多い。
渋滞を緩和するため、公共交通手段を大量投入しているのだとしたら、逆にそれが原因で渋滞がひどくなっている気もしないでもない。

なんにせよ、観光客にとって交通手段が充実しているのは本当にありがたい。
アクシデントもなく、予定通り空港まで帰ることが出来た。

まとめ

世界トップクラスのビルが、今もなお次々と作られ続け、様々な大企業が本拠地としてオフィスを構え、様々な人々が日夜訪れる。そんな活気あふれる香港、今後も発展が楽しみだ。

香港は小さな島々が集まった地方で、観光名所もすごく多いわけではないけど、要所を抑えるとなると軽く2,3日以上は必要になる。
1日かけて中環、もう1日で九龍を巡ったけど、全然時間が足りなかったなぁ。

なんなら、たっぷりと余裕をもって、僕が行かなかった香港ディズニーランドや、香港周辺にある深玔やマカオに足を延ばしてみるのもアリだ。

先進的でいて独自文化も強く、アジアな情緒のあふれる香港に、一度は訪れてみてはどうだろうか。

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