庶民にできる最大の復興支援は「訪れてお金を使って励ますこと」です。
街並み・グルメ・デニムなど、素晴らしい魅力に溢れた倉敷市に、今こそ足を運びましょう。
どうも。豪雨の被害が衝撃的すぎて少額ながら珍しく募金した、はしのです。
支援は小さな勇気から。インターネットからも簡単に募金できます。→Yahoo!基金
白壁の風景が守られている街・倉敷
岡山県の中心・岡山市からすこし南西に倉敷市はあります。倉敷市には「観光の倉敷中心、ジーンズと瀬戸大橋の児島、重化学工業や貿易港の水島・玉島」というように、観光も行政も交通も産業も、中国地方では重要な拠点になっています。
その中でも倉敷中心街は観光に特化した場所になっていて、美観地区は白壁の街並みが非常に美しいです。川下りや人力車など、日本の観光地らしいアクティビティも揃っています。
夜間は営業しているお店は少なくなるものの、美観地区がライトアップされて人が少なく幻想的な街並みに変わります。
京都のように外国人や観光客に魅力的な街並みでありつつ、町の人たちや観光客はどこか穏やかで、他の観光地ほど混んでもいない印象があって、そこが僕にとっては一番好きなポイントだったり。
芸術と文化と味覚
江戸時代から年貢米の集積地として栄えた天領の町といわれ、その代官所の跡地がクラボウ(倉敷紡績)の工場として利用され、1973年に「アイビースクエア」という観光地として再利用されています。ツタで絡まった赤レンガはなかなか趣深いです。
美観地区で大原美術館やアイビースクエアで芸術や歴史を感じたら、食べ歩きもよきです。
美観地区ではコロッケコンクールで金賞を受賞した「金賞コロッケ」や、おかき、きび団子など、誘惑でいっぱいです。あ、あと、倉敷はぶっかけうどんも有名です。
フルーツ王国・岡山というだけあって、スイーツも充実しています。特産のモモは食べるなら今!
グルメに関しては素晴らしいものが多すぎるので、別の記事で紹介します。笑
デニム好きは倉敷に来るべし!
倉敷はジーンズのメッカ(聖地)とも言われるほどジーンズと馴染み深い場所です。日本初の本格デニム生地を作ったクラボウ(倉敷紡績)などがあり、古くよりデニム産業が盛んで、現在でも国産デニムメーカーの本拠地が岡山県内にたくさんあります。
岡山デニムと呼ばれる岡山のジーンズブランドは40以上あり、挙げるときりがありません。
- 桃太郎ジーンズ(MOMOTARO JEANS)
- 倉敷天領デニム
- カミカゼ・アタック(KAMIKAZE ATTACK)
- 児島ジーンズ(KOJIMA GENES)
- ジャパンブルー・ジーンズ(JAPAN BLUE JEANS)
- レッド・リバー(RED RIVER)
- 林檎堂(AppleDo) など…
児島のジーンズストリートが国内最大規模の専門店街で、国産デニム・岡山デニムを探すならここ!と断言できるくらいの場所です。
気になるけど高いから買えないし…という方は美観地区にも小規模な”デニムストリート”があるので、観光がてら見て触って履いてみると世界が変わるかもしれません。(ちなみに僕は「やっぱり生地が違うな!すげぇ!欲し~」で終わった)
「デニム」やら「ジーンズ」やらと言葉が混同してますが、デニムは生地を含むデニム製品全般、ジーンズはデニム製のパンツのみを指すのが一般的らしい。
デニムまんにもチャレンジ
美観地区のデニムストリートの一角に、ファンキーで毒々しい色をした肉まんを売っている店があります。
その名も、デニムまん。
デニムの染料で染めている、とかだったら本気で震え上がりますがそんなことはありません。奇抜な色とは裏腹に、匂いや味は普通の肉まん。
しかも、中に入っているのは黒豚。普通においしい…
デニムまんのほかに、デニムソフトクリームもあります。
正直なところ食欲はそそらないけど、とりあえずインスタジェニックにはなりそう。笑
平成30年7月豪雨の影響は?
豪雨からはや一ヶ月が経ち、なおも連日被災地は復興までは程遠い現状のようで、台風やゲリラ豪雨に怯える日々を送っています。
被災地としてニュースに特に取り上げられるのが、岡山県倉敷市の真備町。
▼先月、このサイトでも被害状況をお伝えしました
被害が重大だった真備町の報道からか倉敷市、岡山県全体に風評被害が及んでいて、客足がかなり減っているようです。
倉敷市の公式観光サイトでも、「美観地区や、ジーンズストリートのある児島地区、玉島地区などの観光施設は、通常通り営業を行っております。」との旨を発信しています。
被災地に対する哀憫の気持ちも大切ですが、いま現地が欲しているのは今までどおりの生活。観光業や飲食業、宿泊業に携わる人は痛手を負っています。観光でお金を使うことで直接的に現地の人達に支えになるのかもしれません。
今こそ岡山へ!数量限定の西日本応援クーポンを活用しよう
7月6日から約2週間で10万人以上の宿泊がキャンセルになったという岡山の観光産業。大手旅行会社や自治体は、風評被害で客足が遠のいているなかで宿泊や飲食のクーポンを配布し、観光客の呼び込みを行っています。
これらを利用することで通常よりもお得に、いつもより空いている倉敷の街を訪れることができます。
倉敷市が復興の一環として、ボランティアに対して助成を行っています。約10%の割引で宿泊などが可能。
→災害ボランティアの皆さまへの割引等のサービスについて(宿泊・入浴・飲食 等)「楽天トラベル」は、8月3日から岡山県内で使える5000円の宿泊クーポンを配布しています。
→西日本を旅行で応援しよう!割引クーポン「じゃらん」でも、今日(8月9日)から利用できる5000円の宿泊クーポンを配布しています。
→【岡山県】宿・ホテルの宿泊のみ予約に使える!じゃらんクーポン
いずれも数に限りがあるので、早めにチェックしましょう。
お手頃ゲストハウスもあります
助成や割引を利用しなくても、倉敷にはオシャレでリーズナブルなゲストハウスがたくさんあります。僕が実際に泊まった宿を紹介します。
ホテル&バル クオーレ倉敷(Hostel & Bar CUORE KURASHIKI)
1泊1人 3,780円~という破格で泊まれるのが、このゲストハウス。
美観地区の裏通りにあり、大原美術館からは徒歩1分くらいの位置。
3階建てで中央が吹き抜けになっていて、西洋のアパートに泊まっているような雰囲気。とにかく内装がオシャレで清潔、快適でした。
相部屋のドミトリーのほか、ツイン、ダブルルーム、和室が用意されていて、バックパッカーや外国人旅行客だけでなく、家族連れやカップル、老若男女が利用しやすい宿だと思います。
▲吹き抜けには共有スペースも。カフェ風のベンチで読書もできます
地下1階は深夜0時まで営業しているバーになっていて、宿泊者はここで朝食も食べられます。
名称 | ホテル&バル クオーレ倉敷(Hostel & Bar CUORE KURASHIKI) |
電話番号 | 086-486-3443 |
ホームページ | https://www.bs-cuore.com/ |
マップ |
まとめ
倉敷は僕が初めて岡山を訪れて、食べ物のおいしさや街並みのきれいさ、人の親切さに感動した街です。
僕は香川の直島、岡山の直島・倉敷、広島の尾道を巡る旅で訪れましたが、半日しかいなかったのに非常に印象に残ってます。
自然豊かな瀬戸内に接し、中国地方の重要な拠点として栄えるこの街には、観光名所以外にも紹介しきれない魅力でたくさん。ぜひ自分の足で訪れてみてほしいと思います。