2泊3日の福岡のたびにて、山口・下関を散策し、高速船でレトロな雰囲気ただよう街、福岡・門司港へ。
開港して120年の歴史ある街は、今もなお魅力で溢れていた。
どうも。はしのです。最近急に寒くなりましたね。体調にはお気をつけて!
下関の海の幸がだいぶ舌を満足させてくれて、いい感じに眠くなってきたところですが、ここで歴史のお勉強です。
▲福岡のたび、下関編(福岡ちゃうやん)。
門司港レトロの建造物
貴重な建造物はめぐる価値あり!
門司といえば、古くから続く港町としての歴史を語らずには始まりません。
明治から昭和初期ごろに戦争需要や貿易の要として発展した門司は、神戸・横浜と並んで当時の日本三大港になりました。
でも、戦後は石炭などの貿易の主要な輸出産業が廃れてしまったこともあって、次第に門司港の活気はなくなってしまいました。
そこで貴重な歴史的建造物や素晴らしい立地を生かして、観光で復活しようと始まった取り組みが「門司港レトロ」なんです。
どの建物もほぼ徒歩圏内にあるので、散歩がてら街をブラブラするだけで、面白い発見や文化的な遺産が転がっていました。
門司港駅
門司港を代表する、有名な駅舎の門司港駅は、現在残念ながら工事中でした。
1914年(大正三年)に造られた門司駅は、少しずつ改築や移動の歴史を経ながら現在の門司港駅の外観になったのですが、再び創設当時の姿を復元させているんだとか。
”新しい”門司港駅は、2019年3月にオープンします。
旧門司三井倶楽部
ヨーロッパ伝統建築のハーフティンバー様式で建てられた洋館は、僕の中で「注文の多い料理店」で出てくる洋風のレストランのイメージとぴったりでした。
大正十年に建てられてから、社交倶楽部(なんだそれ)として利用されていたそう。
かの有名なアインシュタイン博士が来日ツアー(講演)した際に宿泊したことから、現在2階はアインシュタインのメモリアルホールになっています。
旧大阪商船
大正六年に建てられた鮮やかなオレンジ色のレンガで造られた建物は、世界中からやってくる客船に乗るための待合室兼オフィスとして使われていました。
八角形の塔が特徴的ですね。
国際友好記念図書館
古くから交流があり、中国・大連市と友好都市を結んでいる北九州市。
友好都市締結15周年のとき、友好の証として贈られたのが、明治三十五年にロシア帝国が大連市に建造した東清鉄道汽船事務所のレプリカでした。
1階は中華料理のレストラン、2階は図書館、3階は資料館でしたが2018年3月に2階と3階は閉鎖されてしまいました。
2018年10月に観光施設としてリニューアルオープン予定との情報がありましたが、実際にオープンしたという情報を見つけられませんでした。誰か知ってたら教えて〜!
門司港レトロ展望室
国際友好記念図書館の後ろに、地上31階の展望室があります。大人の入場料は300円。
展望室以外は「門司港レトロハイマート」というマンションです。この建物は、国立新美術館を代表として、数多くの建物のデザインを手がけた黒川紀章氏による設計。
ぶっちゃけ、僕は初見の印象はあんまりよくなかったんですよね。レンガ造りのお洒落な洋館の真後ろに、現代的なマンション…地元の人たちからの反感もあったんじゃないかなぁ…って。
でも、そんな不思議な違和感がまたいいという意見もあるみたいです。
おまけ:門司港グルメ
なんといっても焼きカレー
門司港では至るところで焼きカレーののぼりや看板を目にします。歴史的建造物めぐりをしていたらお腹が減ってきたので、「Princess Phi Phi」というお店に寄ってみました。
野菜たっぷりの王様焼きカレーが一番人気とのことなので、頼んでみました。
「王様焼きカレーまたはパエリア式王様焼きカレー+フグのから揚げ(2尾)+サラダ+門司港バナナティー+濃厚バナナアイス」という大満足なセット「門司港ふくふくセット」(1800円)もありました。
しかし、スゴイ野菜の種類と量です!!
香ばしく焼かれたチーズと半熟卵とカレーの組み合わせもまた絶品です。
他にもお店によっていろんな種類の焼きカレーが売られています。食べ歩きもしたいなぁ…
まとめ
今回は門司港で使える時間が2,3時間しか空いていなかったので行動範囲は限られていましたが、ほとんど徒歩で回れる範囲に主要な名所があるので、短時間でも十分楽しめるスポットだと思いました。
レトロな雰囲気漂う路地裏やきれいな街並みは、フィルムカメラを持って写真を撮って散歩したりしたら充実すること間違いなし。今後の門司港の発展も気になります。