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【富山】『珈琲駅 ブルートレイン』は大人も子どもも大興奮な鉄道喫茶だった

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鉄道居酒屋鉄道カフェというものがあるのをご存知ですか?その名の通り、鉄道をコンセプトとした内装やフードが楽しめ、鉄道ファンだけでなく鉄道にあまり興味のない人や子どもも楽しめるところが全国に数多くあります。

その中でも、今回は富山の鉄道純喫茶『珈琲駅 ブルートレイン』をご紹介します。

どうも。最近、鉄道ネタばっかりですね(笑)鉄ちゃんに目覚めたわけではなくて、たまたまです。

※ 店舗についての情報は、店内に掲載されていた雑誌の切り抜きなどの内容を引用しています。

店内の何もかもが鉄道グッズ

内装はまるで寝台列車の食堂車

目を引く入口を前にしてドキドキしながら店内に入った瞬間、エレガントな雰囲気にさらに圧倒されました。なんだこれ、まるで寝台列車の食堂車みたいだ…!

ほら、鉄郎とメーテルが食堂車でビフテキ食べてる様子が思い浮かびませんか…!?

▲映画『銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)』より

このノスタルジーな「純喫茶」という雰囲気を残しつつ、バリバリな趣味の空間にカスタマイズされた喫茶店「珈琲駅 ブルートレイン」さんは、その名の通り、寝台列車ブルートレインをコンセプトとした内装です。

ブルートレインは主にJRが国鉄だった時代に走っていた寝台列車の愛称で、需要低下などの影響を受けて2014年に定期運行が終了してしまった、鉄道ファンにはさぞ思い入れ深い列車でしょう。

ダブルルーフの天井と照明、ボックス型の座席、窓枠などは当時の寝台列車の内装を模したもの。最近のフカフカソファのカフェも快適ですが、こちらではまた違った心地よさが感じられます。

カウンター越しに中央に飾られている「つるぎ」のヘッドマークは、大阪と新潟県を結んでいたブルートレインのもの。方向幕(ドア横にある行き先を表示するアレ)も、特急しらさぎアルペン特急など北陸地方にゆかりのあるものが多く飾られていました。

鉄道グッズが数多く展示されている喫茶店ですが、お客さんの中に鉄道マニアは案外少ないようで、客層は老若男女さまざまのようです。

お店をぐるっと回るHOゲージ

店内をぐるっと一周する鉄道模型が、この喫茶店の目玉のひとつです。至る所に展示されている1200両もの車両は、現役を引退した国鉄時代のものを中心に、膨大な種類の富山のセントラムなども展示されています。

「ブルートレイン」は創業38年(昭和55年12月から)で、創業当時から鉄道好きのご主人・奥様とお二人でコツコツと経営してきた老舗純喫茶です。当時から変わらない温かな雰囲気と、時代とともにカスタムされた(であろう)ご主人オリジナルのジオラマは、昔も今も富山の人たちに愛されてきた・愛されていることでしょう。

ご主人のこだわりも生半可なものではなく、店舗の設計を自ら行い、客席やカウンターの周りを鉄道模型が周回できるようにしてしまうほど!!

カウンター上には、100円で一定時間お客さんが運転を楽しめる専用の線路も設置されています。

よく見ると発車順番表が!?

店内を走る鉄道模型(HOゲージ)は自動運転かと思いきや、なんとご主人がマスコン(電車の制御盤)を握り、数分おきに発車・停車を繰り返しているではありませんか…!!

しかも店内を見回すと、さらに驚くべきものが。

なんと、「発車順番表」です。
つまり鉄道模型の発車ダイヤが組まれ、店内を走る車両が順番通りに入れ替えられ、しかも今走っている車両のランプが点灯するようになっているというこだわりっぷり。スゲー!!!

旧型の成田エクスプレス・253系や、今では聞き馴染みのない寝台車と車両運搬車がセットのカートレインなど、そのバリエーションも飽きないようにバランスよくつくられています。予定表もお父さんが日替わりで決めているんだとか。マメすぎる・・・!

さらにここで突然のサプライズ。

突然、発車予定表のランプが消えてしまいました。店内にいた子どもが「もう走らないの〜?」と困惑しはじめると、現れたのは、最新の北陸新幹線・E7系

今までノロノロ走行していた貨物列車とは違って、スピードも実際の北陸新幹線を彷彿とさせる早さです。これにはキッズも大喜び。

僕も、富山にはるばるやってきたのを歓迎してもらったような気持ちになりました。ウルウル。

コーヒーとケーキもおいしいんです

ブルートレインコーヒーとSLブレンドをオーダー

▲炭焼コーヒー/SLブレンド(550円)

興奮が収まらず忘れてましたが、喫茶店なのでコーヒーを注文します。
8時間かけて水出しして抽出されたオリジナルのダッチコーヒーなので、マイルドな風味になっているそうです。店内だけでなく、コーヒーまでかなりこだわっているようです。

普通のコーヒー(500円)には「ブルートレインコーヒー」という別名がついていて、炭焼コーヒー(550円)は別名「SLブレンド」。蒸気機関車だから炭焼き・・・うまい!笑

記念にどちらも頼んでみました。深みがありながらマイルドで爽やかな飲み口、うん。うまいです。コーヒーカップもオリジナルのオシャレなカップでした。

お子さんにも嬉しい、オレンジジュースやバナナジュース、ミックスジュースなども用意されていました。

自家製のコーヒーチーズケーキ

▲コーヒーチーズケーキ(500円)

コーヒーなどのドリンク以外にも、サンドイッチやトーストといった軽食、デザートのケーキがあります。

ケーキは普通のチーズケーキ(450円)と、自家製コーヒーゼリー(600円)、自家製コーヒーチーズケーキ(500円)がありました。

チーズケーキと自家製コーヒーチーズケーキを注文し食べてみましたが、どちらもチビチビ食べたくなるくらい美味しかったです。いや、チビチビ食べてたのは電車を見るのが忙しかったから・・・?

さいごに

ブルートレインに乗るチャンスがなくなってしまった今、こうした当時の情緒を残す老舗喫茶が貴重になってくるでしょう。

至る所に子どもが喜ぶ仕掛けがあったり、美味しいケーキやドリンク、喫茶店でありながら終日禁煙な点など、子ども連れにはうれしいことばかりです。

地域の方の憩いの場であり、また、遠方の人が富山に来るきっかけでもある「ブルートレイン」。こういう名店の存在を忘れないようにしたいですね。

 

珈琲駅 ブルートレイン

営業時間 10時00分~18時00分
(火曜定休)
電話番号 076-423-3566
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