夏の北海道にいってきたどー!!
と、いうことで、僕の2泊3日北海道たびプランを紹介します。結論から言いますが、北海道は2泊3日じゃ全然足りませんでした!笑
複数エリアを回る場合は十分に日数をとることを強くお勧めします!
モ〜。私は牛になりたい。(でも乳は絞られたくないし、ロースにして食われたくもないなぁ)
富良野・美瑛・札幌・小樽をめぐる2泊3日旅
1日目 新千歳から美瑛へ
昼 新千歳空港→栗山(1h)
★さくら亭(栗山)
栗山→美瑛(2.5h)
■星の庵2日目 美瑛、富良野、札幌
朝 ★青い池、白ひげの滝
昼 ★美瑛放牧酪農場
★富良野チーズ工房
★寺坂農園
夕 富良野→札幌(2h)
夜 札幌市街
★成吉思汗 だるま 6.4店
★骨付肉専門 徳太郎
★ひぐま 横丁本店
★ROJIURA Café
■ベッセルイン札幌中島公園3日目 小樽
朝 札幌→小樽 (1h)
★小樽運河
★ルタオ本店
★かま栄
昼 小樽→新千歳空港(1h)
★白樺山荘
移動距離がハンパないので、同じ日程・同じコースはあんまりおすすめしません笑
今回の旅のポイント
- 北海道の夏の風景を感じる
- 北海道めし全部食う
- 観光情報は現地調達する
今回のプランは、2泊3日にしては車での移動距離がなかなかなものになってしまいました。その距離、500km。
つい先日オーストラリアで3000km移動した僕にとってはチョロいような気もしなくもなかったんですが、北海道はオーストラリアよりも山が多く車も多いのでスピードが出せません。
車でよかった!北海道の絶景ドライブ
今回巡った主な地域はこちら〜!
その①美瑛と富良野の大草原天国
1日目は新千歳空港でレンタカーを借りた足で、そのまま下道を通って美瑛まで向かいました。美瑛や富良野ではこれぞ北海道!という広大で壮大な景色の中ドライブできます。
ちなみに、日産レンタカーで「ノート」を2泊3日借りたんですが、走行距離6000kmのほぼ新車で気持ちよくドライブできました。
四季彩の丘、パッチワークの路をはじめ、マイルドセブンの木やケンとメリーの木などの有名なスポットがたくさんある美瑛ですが、観光スポット以外にもそこらじゅうがフォトジェスポット。1軒のカフェだって、名も無い丘でさえ映えるので、ドライブも飽きないことでしょう。
他にも北海道では、雪でも目立つようになのか、一般の民家や納屋でも赤い屋根や建物が多い気がしました。
青い池/白ひげの滝
美瑛から十勝岳に向かって30分ほど車を走らせると、青い池に行けます。白ひげの滝はさらにその上流の白金温泉の近くにあります。
透き通ったエメラルドブルーの水面からカラ松の木が生えている幻想的な風景は、AppleのiOS7、8の壁紙にも採用され、一気に世界中に認知されるようになりました。
実はこの池、防災用に造られた堰堤(川をせき止めてできた池)で、もともと生えていたカラ松が水中に沈み、立ち枯れしたことでこの景色が生まれたそうな。
最近は広めの駐車場も整備され、日中は多くの人で賑わい渋滞するため、訪れるなら朝早い時間がおすすめです。また、道中はスピード違反の取締も多いのでお気をつけて!(と現地の人が言ってました)
その②ネオン輝く夜の札幌
札幌は明治時代に、京都の街に倣って碁盤の目の街をつくりました。番地がわかりやすく、雪が積もってもどこが道かわかりやすそうですが、同時に渋滞しやすく、頻繁に信号に引っかかりました。
あと、右折レーンがほとんどないので右折の車がいるたびに後続車が左車線に入ってくるんですが、札幌の車は車線変更が激しめです。ちょっと運転はしにくかったです。笑
なんとかホテルの駐車場に車を止めたら、夜の札幌市街を歩いて散策しました。市電やバスなどの公共交通も発達していますが、すすきのの飲食店街や大通り公園、時計台、テレビ塔などは集中してるので徒歩でも十分回れます。
すすきのは北海道の歌舞伎町、ってくらいの賑わいで若者で溢れかえっていました。
その③歴史ある港町、小樽
小樽も行きました。恵みの大雨に打たれましたが、雨の小樽はノスタルジーを感じられてよい雰囲気です。
小樽は札幌よりも歴史ある港町・商人の町として栄え、かつては25行もの銀行があるウォール街でした。現存する歴史的な建物を見て歴史を感じながら、リノベーションされて生まれ変わったカフェやお土産屋に立ち寄ると一瞬で時間が過ぎ去ります。
チーズケーキで有名な「ルタオ」や、マルセイバターサンドで有名な「六花亭」の本店もあります。かまぼこや揚かまぼこが美味しい「かま栄」もおすすめ。小樽はとにかくお土産には困りません。
なまら美味かった北海道グルメたち
北海道にはうまいものがたくさん!
3日間で食べたかったもの全部食べました。結果、2キロ太りました…!!!笑
スープカレー、豚丼(さくら亭)
美瑛に向かう途中、栗山のさくら亭で食べたスープカレー。夏季限定メニューです。
思いっきり舌やけどしましたが、ゴロゴロ野菜とどでかい骨付きチキンがたまらん一品でした!
豚丼はふわふわ豚肉がたくさん入っていて大満足!甘ダレも美味しかった!
ジンギスカン(成吉思汗 だるま 6.4店)
札幌にある行列必至の超人気ジンギスカンの店ですが、17時開店のところ平日の17時半に行ったら待たずに入れました。24時ごろ通りかかったら大行列だったので、行くなら開店直後でしょう。
ちなみに「6.4店」は評価が6.4点というわけではなく、南6条西4丁目という「条丁目」からきてます。札幌の碁盤の目の区画ならではの地名の呼び方で、他県民としてはちょっと慣れないですね。
『成吉思汗 だるま』ジンギスカン食うなら開店時間に行くべし!【北海道・札幌】
ザンギ(骨付肉専門 徳太郎)
北海道名物の唐揚げ、ザンギ。釧路が発祥らしく、濃い味付けや骨つき肉だったりすることが多いのが特徴ですが、普通の唐揚げと明確な違いはないようで、「北海道の唐揚げ」と言う認識でいいっぽいです。
みそラーメン(ひぐま)
創業47年の老舗のラーメン屋さん「ひぐま 横丁本店」。1972年といえば札幌で冬季オリンピックがあった年ですね。「札幌まで来て、ラーメン横丁はないでしょ」と言う人でも、ひぐまは別、と言うほど名の知れた名店。
店内はカウンター席が数席のみのこぢんまりした味のある雰囲気で、この日も「小学生の頃に親父と来て以来、30年ぶりに来ました」というお客さんがいたりと、歴史感じられるお店です。
昔ながらのみそラーメンが食べられます。白みそラーメンは練りゴマの香りが食欲を引き立てる、飲んだ後の「シメラー」には最高な一杯でした。深夜3時まで営業しています。
シメパフェ(ROJIURA Café)
札幌の夜の定番といえば「シメパフェ」です。
お酒を飲んだ後にシメのラーメンが食べたくなるのは、血糖値や栄養素的に体が炭水化物や塩分を欲しがるとか、それなりの理由があるから仕方がない!という人はいますが、シメのパフェは完全に別の話です。だって
体に良いわけ無いでしょ!!!
でもシメのラーメンしかり、パフェしかり、きっと人間は「飲んだ後の深夜の食事」という罪悪感の中に、快感を覚えてしまう罪深い生き物なんでしょう。
ソフトクリーム(美瑛 放牧 酪農場)
北海道大好きな旅人の方に教えてもらった、「美瑛で一番ソフトクリームがうまい場所」という美瑛放牧酪農場(美瑛ファーム)。
敷地には120頭もの牛がいるだだっ広い草原と、ソフトクリームを作って売っているだけのわりに大きくてキレイな建物が建っています。(現在、チーズケーキ工場も建設中)
建物内にはカフェと売店があり、ソフトクリーム(400円)の他に、牛乳やヨーグルト、プリンなどが売られています。
ソフトクリームの味わいは非常にさっぱりしていて、新鮮な生乳本来の味が口の中に広がります!コーンの代わりに使われている自家製ワッフルもめちゃウマです。ただしソフトが溶けると下の方が決壊するので注意です!
よくある濃厚でねっとりした食感のソフトクリームとは違い、くどくなく永遠に食べられるソフトでした。これは文句なしの星五つ!
チーズケーキ(富良野チーズ工房)
ここのチーズ工房のチーズは本当にうまいです。チーズを製造しているラインを見学できたり、売店では数種類のチーズが試食できたり、レストランではチーズたっぷりのピザが食べられたり…とチーズ天国です。
メロン(寺坂農園)
そしてなんてったってメロン。富良野は夕張メロンで有名な夕張からも近く、観光農園もいくつか存在します。
本州や札幌では1箱(2玉)で5000円するようなメロンが、1玉1300円とかで売られています。
海鮮(ベッセルイン札幌中島公園)
なんと2日目はトリップアドバイザーの「朝食がおいしいホテルランキング」で5位を獲得したホテル、「ベッセルイン札幌中島公園」に宿泊しました。
朝食ビュッフェは種類が超豊富で、その数なんと80種類。
ホテルビュッフェの定番の和洋食メニューはもちろん、北海道の素材を使った海鮮から、ジンギスカン、ザンギなど、北海道で食べ逃したものは全部食べられるうえ全部めちゃくちゃうまい!
前日の夜は深夜まで食べ歩いていたにもかかわらず、山盛り食べちゃいました。グルメに厳しい方にも、ぜひ食べてもらいたい朝食でした。
みそラーメン(白樺山荘)
帰りの新千歳空港で最後の味噌ラーメン。カットメロンみたいな形の新千歳空港の3Fには、北海道ラーメン道場なるラーメンストリートがあります。主に札幌市街にもある人気ラーメン店の支店だったりするので、店舗によっては大行列ができています。
僕が入ったのは「白樺山荘」。こってりめのスープと、2種類のチャーシューと、食べ放題のゆで卵が特徴的なラーメンでした。
真の観光情報は現地で会った人が知っていた
日本の観光地は大抵の場合、ガイドブックに乗っている場所には中国からのインバウンド旅行客がワサワサしています。悪いことではないですが、良いことでもないです。さらにSNSの普及で、有名になったスポットには人が殺到し、マナーと景観が悪くなり、無料だった入場料や駐車料が有料になり…と悪循環を生んでいます。
ということは、ネットで話題になりすぎていない場所に行くのが旅として一番心地よいはず、つまり、現地の人しか知らないような情報を聞き出せば良いのでは!?という結論になりました。
「ガイドに載ってないけど行ったほうがいい場所」
「ガイドに載ってるけど行かなくていい場所」
は現地で調達してみます。
穴場情報を現地の旅人と住民に聞いてみた
北海道は、広さゆえバイクや車で一人旅をしている人も多くいます。しかも、若いバックパッカーというよりは定年を迎えたジェントルが北海道の壮大な大自然を求めて長期滞在していたりします。
今回ラッキーだったのは、そんな旅人のリピーター率が超高い隠れ宿に泊まれたことです。「星の庵」という宿で、ここには毎年のように単身で連泊している旅人さんが何人もいて、中にはスタッフになってしまったひともいるほど。
夕食や朝食は宿泊者とスタッフが卓を囲んで談話しながら美味しい手作りの料理をいただきました。夕食後はみんなで星座ガイド付きで空を眺めたり、ろうそくの明かりでお酒を飲みながら自己紹介をして語りあったりと、非常に充実した一夜を過ごせました。
そして、この語らいの時にたくさんのおすすめスポット、隠れた絶景スポットやいままで旅をしながら撮った写真や動画を見せてくれました。ここで得た情報が有益だったのはもちろんですが、この時間こそが最高に旅を実感する瞬間になりました。
ちなみに、ナンボ?旅行の総額!
お盆明けで飛行機も宿もそこそこ高騰していたけど、国内旅行は節約しても結局高くつくので仕方ないです。
2泊3日北海道たびの費用
項目 | 金額(一人あたり) |
交通費(飛行機) | ¥35,000 |
交通費(レンタカー) | ¥10,000 |
宿泊費 | ¥17,000 |
食費 | ¥9,000 |
おみやげ | ¥4,000 |
合計 | ¥75,000 |
こんなもんですかね。
飛行機に関しては、LCCを使用したにも関わらず一人当たり往復35,000円と、なかなか高くついてしまいました。。
しかし北海道は東京よりも全体的に物価が安いので、ある程度の贅沢は限られた予算内でもできました。
あとは全体を通して思ったんですが、北海道のホテルや観光スポット、空港にはあんまりカップルがいない印象でした。デートと言うより家族旅行のニーズが多いんでしょうかね。
余談ですけど、定年迎えて独り身で生きがいを失いそうになったら、北海道を1ヶ月くらいかけて旅しようと決心しました。